10月30日(金)に、「上伊那広域水道用水企業団」の議会が開催され、議長として出席しました。
昭和40年代後半に、上伊那地域の水需要の増加に対応するため、天竜川支流の沢川にダムを建設し、このダム(箕輪ダム)を水源として水道水を供給する計画が検討されました。
昭和55年4月1日には、長野県と伊那市・駒ケ根市・箕輪町・南箕輪村・宮田村の5市町村により企業団(公営企業)が設立されました。
箕輪ダムを含めた水道水供給施設の建設は昭和56年度から始まり、平成4年9月に完成しました。
13年の歳月を要した施設の建設費は、ダム建設費87億円を含め総額251億円となっています。
平成4年10月から水の供給が開始され、1日の最大供給量は46,500㎥です。
当日の議会は、令和元年度決算など2つの議案を審議しました。
箕輪ダムは、上水道、洪水調整などを目的とする県営の多目的ダムで、「もみじ湖」とも呼ばれており、秋には1万本ものもみじの美しい紅葉を楽しむことができ、観光スポットとして毎年多くの観光客で賑わっています。
今年は、ある国内旅行サイトの「全国おすすめ紅葉スポットランキング」で見事全国1位に選ばれました(写真は箕輪町観光協会提供)。
このダムでは現在県企業局により水力発電所が建設されており、令和3年2月の完成が予定されています。