春富中学校の文化祭を見学

9月28日(金)・29日(土)に、伊那市立春富中学校の文化祭「矢羽祭」が開催され見学しました(写真は生徒玄関前の歓迎アーチ)。

今年で54回目を数えましたが、私は統合してできた春富中学校の、新築したばかりの校舎に入学しました。54年も前のことですが、入学した頃が懐かしく思い出されます。

私は来賓として開祭式にも出席させていただきましたが、生徒の皆さんの手作りによる楽しい式であり感動しました。

式の中で、生徒会長の北原小遥さんは「ステージ発表などは緊張するが、緊張するのはやる気がある証拠。大いに緊張してやりましょう。」と文化祭に臨む意気込みを述べました。

主催した生徒会は、この文化祭を生徒同士が気持ちを一つにして信頼を深めることと、地域や家族や先生への感謝を表す機会と位置づけており、大変素晴らしいことだと思います。

文化祭の内容は、「地域に感謝する会」、作品展示、スポーツフェスティバル、部活動発表、音楽会など多彩でしたが、「地域に感謝する会」では祖父母を招待してのステージ発表がありました。

祖父母の皆さんは、自分の孫が活躍する場面を、目を細めながら楽しんでいる様子でした。

私の中学時代は、楽しい思い出がいっぱいあります。今でも交際している友人もいます。

あの頃は、将来の自分を想像することはできませんでしたが、経験したことは今の自分に生かされていると思います。

勉強したことより、級友や先生などとの様々な交流の中で、学んだことが多いのではないかと思います。

そして、いくつになっても同級生を「○○君、○○さん」と呼び合えるのは、嬉しいことです。

あの頃好きだった人は、今頃どこで何をしているのかなどと考えると、あの頃にタイムスリップして少年の気持ちになれるのも不思議なことです。

いつまでも、少年の純粋な気持ちは忘れたくないものです。