9月5日(水)に、伊那市内で上伊那教育7団体連絡協議会と上伊那選出県会議員との懇談会が開催され、出席しました。
7団体は、市町村教育委員会・PTA・教育会・小学校長会・中学校長会・校長教頭組合・教職員組合で構成されています。
会では、まず団体の代表者から義務教育等に関する県への要望について説明があり、その後意見交換を行いました。
主な内容は、高校改革・入試制度、教職員の配置、特別支援教育の充実、地域・社会教育の充実などです。
懇談の中で、私は次の事項について考え方を述べました。
1 高校改革について
・ 高校改革は、これからの高校生に対して如何に高校生のニーズに合った良い教育サービスが提供できるか、という視点で議論すべき。
・ 高校再編に関しては、市町村の地域エゴ的な視点ではなく、上伊那全体の高校の配置のあり方をどうすべきか、という視点が重要。
2 教員の働き方改革について
・ 教員が多忙で本来学習に向けられるべき時間が中々確保できない現状があるが、この原因は2点考えられる。
1つ目は雑用に追われている。
2つ目は保護者への対応で、時間的にも精神的にも負担が大きい。そのため、保護者はより良い教育を実現するために、学校や教員に応援する姿勢も大切。
・ 学級担任を持つ非常勤の教員の給与水準が正規の教員に比べて低すぎる。
同一勤務同一賃金の原則を実現すべきで、一気には実現できなくても、徐々に正規雇用を増やすべき。
3 「たかずやの里」(伊那市にある児童養護施設)について
・ この施設は私の地元にあり、DV被害を受けた子どもが大勢生活している。自らの責任のないことが原因でそこに暮らしているわけで、子ども達のためにしっかり応援しなければならない。
今回の要望については、それぞれ重要なものばかりですが、特に支援を要する児童生徒に関する事項については、優先的に改善しなければならないと考えます。
今後7団体の代表の皆さんが県庁を訪問し担当部へ要望しますので、地元県議として同席し意見を述べる予定です。