平岩前伊那市議会副議長が川柳集を上梓

平岩國幸前伊那市議会副議長(伊那市高遠町)がこの4月に退任されましたが、9月2日(日)に後援会の解散会が開催され、地元県会議員として出席しました(写真は閉会前の壇上の平岩さんご夫妻と後援会長)。

平岩さんは平成18年4月の新伊那市発足後の選挙で初当選し、3期12年を務め最後の2年間は副議長の要職にありました。

12年間の全ての定例議会で一般質問を行い、定例会の終了後にはその都度議会だより(後援会報)を発行し、一般質問や議員活動の内容を後援者に報告してきました。

議会だよりは1軒1軒スクーターで回って、各家庭に届けていました。この努力は、真似ができることではありません。立派です。

毎回巻頭に自ら詠んだ川柳を数首掲載していましたが、支援者から大変喜ばれていました。

今回退任するに当たって、これまで掲載した159首の川柳を冊子にまとめたらどうかとの提案が支援者からあり、これを受けて平岩さんは「つぶやき川柳」として川柳集を上梓し、解散会の出席者に記念品として贈呈されました。

どれも秀作ばかりですが、平岩さんの温かい人間性やユーモアのある性格が表れており、楽しく読むことができます。

私は、「節分の 豆で歯がまた 一つ欠け」という句が、気に入っています。

実は私は、先日ビールのつまみに「柿の種」(柿の種とピーナッツ)を食べていて、虫歯が欠けてしまったので、この川柳を読んで笑ってしまいました。平岩さんも、歯が欠けた経験があるのでしょう。

私は、「平岩さんは、人間性や考え方がすばらしい。私はこれまで平岩さんから色々教えていただいた。これからも、平岩さんを見習って生きていきたい。平岩さんは、特に過疎地域の振興に取り組んできた。平岩さんは自らの功績については何も語らない人であるが、議員として多くの功績を残した。これが市政や高遠町の発展につながっている。」と祝辞を述べました。

平岩さんは、「聞く耳を 持たぬ人ほど 弁が立つ」という句も詠んでいます。政治家には耳が痛い句ですが、全くそのとおりだと思います。

「肩書が 取れて肩こり しなくなり」という句もあります。これからは、肩の力を抜いて、大いに人生を楽しんでいただきたいと思います。