水田の「5年水張ルール」が変更

 

以前から問題視されていた水田の「5年水張ルール」が変更になりました。

過日農協を通してチラシ(写真)が配布されました。

私は、このルールは「天下の愚策」として、私が所属していた県議会農政委員会でも指摘してきました。

ようやく正式に変更され、安堵しています。

どうも農水省の水田に関する政策は変です。根本的に間違っているから、今回の米騒動にもなっていると考えます。まさに「ノーセイ」(NO政)であります。

この際、米に関する政策を根本から見直して欲しいと思います。

国会議員の皆さんには、農水省の官僚に任せるのではなく、しっかり議論して欲しいものです。

国民が安心して米を食べることができ、農家は安心して米作に従事できる環境を早急に作らなければなりません。

今日本は、米(コメ)と米(アメリカのトランプ関税)の2重苦に見舞われています。政府には、早急に2重苦から国民を解放して欲しいと思います。


南アルプス観光拠点が完成

6月1日(日)に伊那市長谷にある市営「仙流荘」で、伊那市が整備を進めていた「南アルプス長谷 戸台パーク」のグランドオープン式典が開催され、地元県会議員として出席しました。

戸台パークの整備事業により、南アルプスの登山者が利用するバスの発着所、バス利用者の駐車場、登山者などの宿泊施設である「仙流荘」がリニューアル整備されました。

バス(南アルプス クイーンライン)は、戸台から「仙丈ケ岳」の登山口のある「北沢峠」まで市営で運行されていますが、昨年は5万7千人の利用がありました。駐車場は規模を拡大し、700台の駐車スペースが確保されています。

私は来賓祝辞で、「これまで南アルプスへの登山口としては不十分な状況であったが、関係機関や関係者の理解を頂き、今回すばらしい施設になった。長野県は世界水準の山岳高原観光地づくりを目指しているが、南アルプスが県内の3つの重点支援地域に入っていないことは理解できない。全国的にも評価が高い南アルプスに県として力を入れるべきであり、県会議員として今後も活動していきたい。」と述べました。


長野食肉衛生検査所等を監査

5月30日(金)に、県監査委員として長野食肉衛生検査所(長野市)と長野県北部高校(上水内郡飯綱町)を監査しました。

今回は増田代表監査委員と共に、監査を行いました。

食肉衛生検査所では、消費者に安全で安心な肉を供給するため、食肉センターに搬入された牛や豚などの検査を行っています。1頭毎にまず生体検査を行い、解体後にはがんなどの病気の有無、残留農薬・医薬品の有無などの検査を行います。異常のあるものについては、1頭全部または一部を廃棄します。

検査所では食肉センターから持ち込まれた検体について、病理・細菌・理化学検査を行います(写真は病理検査室)。

この検査所では、正規の獣医師8名、パートタイムの職員7名(獣医師6名、事務職員1名)の15名が勤務しています。食肉センターは中野市にあるため、職員は毎日センターと検査所を往復しています。

年間4万6千頭の検査を行っていますが、獣医師が2名欠員状態のため、職員は慢性的な超過勤務を強いられています。獣医師の募集を行っていますが、応募が無い状況であり、職員の健康管理に課題があります。