議会で一般質問(2)

Q3 工事期間を短くすることが求められるが、工事期間の短縮についてネクスコに要請すべきではないか?

A3(建設部長)

 ネクスコからは、作業の効率化や工程の精査を行い、工事期間の短縮を行っていくと聞いている。引き続き、可能な限り規制を伴う工事期間の短縮が図られるよう求める。

Q4 交通事故防止のためにネクスコがこれまで講じてきた対策は?

A4(警察本部長)

 注意喚起のための情報板の設置、サインカーの配置、一般道と高速道路の所要時間をLED情報板に表示、進行方面に誘導・案内するための各車線へのカラー表示を事故防止対策として実施した。交通事故の多くが追突事故であることから、令和7年には渋滞発生と渋滞位置を知らせる文字情報板の設置、交通事故多発個所において振動により注意喚起する薄層舗装の実施、運転者に音声により注意喚起する指向性スピーカーの設置を行っている。

Q5 今後、ネクスコとして追加して行うべき具体的な対策は?

A5(警察本部長)

 今後の対策としては、人身事故のすべてが追突事故であるという現状を踏まえ、まずは本年5月から運用を開始した指向性スピーカーの確実な運用及びその効果検証を行う。

Q6 有効な交通事故防止対策を講じるため、運転者の意見を反映すべきと考えるが?

A6(警察本部長)

 高速道路を利用する方等から県警察に対して、JCT付近の工事に関する様々な意見をいただいている。ネクスコでも、専用ダイヤルを設けていることから、相互に情報共有を図るなど、通行者の意見を参考にしながら、各種交通事故防止対策に取り組む。


議会で一般質問(1)

6月24日(火)に、県議会本会議で一般質問に立ち、知事・警察本部長等に提案や意見を述べました。

質疑の内容について、3回に分けて報告します。

 

● 中央道・長野道「岡谷JCT」のリニューアル工事と交通事故多発

 

・ 昨年5月から岡谷JCTは、「岡谷高架橋」のリニューアル工事が実施されています。工事の完成は2029年で、6年もかかる長期の工事です。

※ 工事内容:開通して40年経過したためのコンクリート床版の打換工事。大規模地震に備えた橋脚の耐震化も行う。橋長578m、橋脚の高さ55m。

・ 工事の施工に係る交通規制に伴い、事故が多発しています。昨年の工事開始から1月間について今年と比較すると、昨年に比べて人身事故は2件増の3件、物損事故は9件増の20件です。死亡者も出ています。

Q1 工事による地域経済等への影響について、県としてどのように捉えているのか。また、影響をできるだけ軽減するために、県としてどう対応していくのか?

A1(阿部知事)

 現時点では地域経済に直結する影響が出ているとの声は聞いていない。今後しっかりと状況を把握し、大きな影響が出るようであれば、ネクスコに対して更なる対策・対応を強く求める。

Q2 県ではネクスコとどのように情報共有を行っているのか。

A2(建設部長)

 ネクスコとの情報共有は、会議等の機会を捉えて行い、工事内容のほか渋滞や工事事故対策、工程短縮の取り組みについて説明を受けている。工事が長期にわたることから、ネクスコと情報共有し、県民へ内容を発信していく。


県議会が開会

6月19日(木)に、県議会6月定例会が開会しました。

19日には知事から議案が提出され、提案説明がありました。

知事は、提案説明の中で県内の出生数が過去最低を更新したことに触れ、「固定的な性別役割分担意識の見直しなど、若者や女性に選ばれる寛容で多様性を尊重する社会の実現に向け、取組を進める。」と発言しました。

このことについては、私が従来から一般質問などで主張していることと全く同じ趣旨であり、大いに賛同するものです。

議案は、総額38億5,700万円の一般会計補正予算案など20議案です。

一般会計補正予算案のうち主なものは、次のとおりです。

・ 「物価高騰・米国関税措置支援」の実行

・ 医療供給体制の整備(診療所の継承・開業支援など)

・ しあわせ信州農福プロジェクトの実施

・ 教育環境の整備(高校再編整備など)

・ 地域公共交通の維持・活性化

議案については、6月30日(月)から7月2日(水)に開催される各常任委員会で審議されます。私は環境・文教委員として補正予算等の議案の審議に参加し、質問や提案を行います。

会期は16日間で、7月4日(金)に閉会します。