諏訪地域振興局を監査

9月17日(水)に、4名の監査委員全員で諏訪地域振興局(諏訪市)の監査を行いました。

監査では、最初に局長から管内の業務の概要について総括説明を受け、その後各課の業務について監査を行いました。

私は、主に次の事項ついて質問をしました。

【リニア・企画振興課】

〇 地域振興推進費について

Q 諏訪湖のヒシの繁茂が課題になっているが、今後除去をどのように進めていくのか?

Q 諏訪湖の漁業の振興に取り組むことになっているが、現実問題として振興は可能か?

Q ジビエ料理による諏訪地域の魅力発信を進めることとしているが、鹿料理と合わせる料理とアルコールは何か?

【農地整備課】

Q ため池の廃止事業が多いがどのような理由か?

A 農地の宅地化が進み、農地に引水するため池の必要性がなくなったため。

 

書類監査終了後、2カ所の工事施工箇所の現地調査を行いました。調査箇所は、林地荒廃防止事業(降雨による林地崩壊箇所の吹付工)(写真。青木監査委員と、猛暑のため日傘を使用)、経営体育成基盤整備事業(用排水工)です。


環境・文教委員会を開催(その3)

【環境委員会】

1 ペレットストーブ

Q1 伊那市の全ての学校でペレットストーブを導入したが、教師や子どもは寒いと評判は悪く、暖房能力が低いのではないかと考える。県では導入補助をしているが、導入を推進する理由は?

A1 林業の活性化につながる等の理由から、平成18年から制度を創設した。 

Q2 薪ストーブの導入に県として支援すべきではないか?

A2 現在林務部で支援について検討している。

 

2 太陽光発電

Q1 伊那市(前原の林地)で太陽光発電施設の設置について、地元では災害(水害)の発生の恐れがあるなどの理由から、設置に反対してきたが、設置工事が強行され既に発電を開始している。県は林地開発の許可を出すなどこの事業に関与しているが、この案件についての所感は?

A1 現在設置に反対する市と事業者が係争中であり、現状では県としての所感は出せない。設置に必要な隣接地の同意を得るにあたり、本来は敷地の隣接地の所有者の同意を得るべきところを、隣接地ではなく設置敷地内の土地を分筆して、土地所有者の同意を得ており、この件に関しても争われている。

Q2 なぜ伊那市は設置を許可したのか?

A2 市は条例に基づき、隣接地の同意がなく地元の同意もないことから、設置に反対してきたが、業者から訴訟を起された。現在は係争中であるが、いつまでも市が反対していると、損害賠償請求を事業者から請求される恐れがあるとの理由から、市は事業者と設置の同意書を締結した。

 


環境・文教委員会を開催(その2)

【文教委員会】(その2)

3 高校再編に関する基準
・ 県教委は、8月に中山間地にある高校を存続できるように、再編基準を見直し「中山間地存立特定校」という区分を設けた。
・ 特定校は、①県境に近い高校は原則存続②県境でない高校は個別に検討。②については、「地域が具体的な支援や存続する体制を整備する場合」に該当する。高遠高校も将来これに該当する可能性がある。

Q この基準は曖昧であるが、どのように存続を進めるのか?

A 地域との協働なくしては存続できないので、県教委は地域と連携し多様な協働のあり方を検討する。

 

4 平和学習

 日中戦争の戦時中には、長野県では県・市町村・教育界をあげて満蒙開拓青少年義勇軍を送るという酷い歴史がある。戦後80年を迎え、侵略戦争を起こした国家の責任を自覚し、二度と戦争を起こさないために、また戦争の真実を次世代に伝承するためにも、学習を進めることが重要であるが、世界史や日本史の学習において、いかに平和学習を進めるのか?

A 歴史を正確に理解した上で、学習指導要領に基づき学習を進める。