商工会連合会との懇談会

9月5日(金)に、箕輪町で長野県商工会連合会上伊那支部と上伊那地域選出県会議員との懇談会「上伊那地域振興懇談会」が開催され出席しました。

上伊那7市町村(駒ケ根市を除く)にある各商工会からは、会長・副会長・事務局長が出席しました。また、オブザーバーとして上伊那地域振興局から局長等が出席しました。

懇談会では、各商工会から現状について報告があり、各県会議員は県政報告を行いました。また、上伊那地域振興局から上伊那地域の経済状況について説明がありました。

その後出席者で意見交換を行いました。意見交換では、国・県行政に対する要望などについて意見交換を行いました。

私は県政報告の中で、次のような発言をしました。

「県では、人口減少対策が最大の課題である。その中で、女性や若者が県外に流出し、県内に戻ってこない状況が続いており、女性や若者の定住対策が重要である。そのためには、雇用する企業(特に経営者)の意識改革が求められる。また、県内には優良企業が多いが、企業の若者への情報発信が十分ではない。特に、女性が働きやすい労働環境にあることが重要であるが、このことに関する企業からの情報発信が不十分である。女性が安心して、また生きがいをもって働ける環境にあることが伝わってこない。また、『女性や若者に選ばれる地域づくり』が求められるが、このためには特に『性別による役割分担意識の解消』を地域全体で取り組まなければならない。」


飯田建設事務所を監査

9月4日(木)に、県監査委員として柄澤監査委員と共に飯田建設事務所(飯田市)を監査しました。

私は、主に次の事項について質問をしました。

【建築課】

Q 建物建築確認申請に関する事務処理に関し、職員が建築主事の許可を得ずに建築主事の公印を勝手に押印し、申請者へ書類を渡すという事案が県内であった。今後絶対に繰り返してはいけないが、再発防止策は?

A 今回の事案を受け、公印は建築課長(建築主事)の席のカギがかかる引き出しに保管し、押印は課長が押印するシステムに変更している。

【関連事業課】

Q リニアの開通時期が先送りされた中で、リニア関連道路の整備を行っているが、各道路の完成目標の時期は?

A 全体の完成は現時点では明確にできないが、令和9年度には一部の供用開始を目指している。

【維持管理課】

Q1 県営球場のネーミングライツ(命名権。現在は綿半と契約)の契約期間が平成27年度~令和7年度となっているが、今後も継続して契約すべきではないか?

A1 令和8年度以降については、現在相手方を募集している。

Q2 「河畔林整備事業」は森林づくり県民税を活用しており、防災対策として重要な事業であるが、余りにも予算規模が小さい。森林づくり県民税の主管は林務部であるが、今後林務部と交渉して予算を増額すべきである。

 

書類監査終了後、3カ所の道路改良事業の現地調査を行いました。

① 国道153号飯田北改良(リニア関連。リニア長野県駅へのメイン道路)(写真。柄澤監査委員は公認会計士)

② 県道飯島飯田線・上飯田線改良(リニア関連。リニア長野県駅から中央道座光寺SICへのアクセス道路)

③ 県道市ノ沢山吹線改良(橋の架替)


南信州地域振興局を監査

9月3日(水)に、4名の監査委員全員で南信州地域振興局(飯田市)の監査を行いました。

監査では、最初に局長から管内の業務の概要について総括説明を受け、その後各課の業務について監査を行いました。

私は、主に次の事項について質問をしました。

【リニア・企画振興課】

Q 「リニアバレー構想を実現するための取組の推進」のうち、「リニア長野県駅を起点とした広域2次交通」の検討について、まとめ役が県庁交通政策局なのか、県庁リニア整備推進局なのか、あるいは地域振興局なのか明確でなく、このために責任ある検討が進んでない。県全体として役割分担を明確にし、検討を進めるべきである。

Q 「元気づくり支援金」について、市町村が事業主体になる事業が多いが(全体の36%)、本来市町村の財源で行うべきである。(例:高木村の「高木村発足150周年記念事業」、下条村の「コスモホール竣工20周年記念公演事業」など)

 

【農地整備課】

Q 棚田は地域資源として、また観光資源として保存していかなければならないが、すべてを保存することは不可能であり、保全できない棚田の今後の方向性を明確にすべきである。

 

書類監査終了後、3カ所の工事施工箇所の現地調査を行いました。調査箇所は、治山事業(写真。青木監査委員と)、ため池防災事業、中山間地総合整備事業です。