森林林業活性化議員連盟が総会

8月29日(木)に、上田市で森林・林業・林産業活性化促進議員連盟・長野県連絡会議の総会が開催され、長野県議会議員連盟の委員として参加しました。

この会は、森林・林業・林産業の活性化と山村振興のために、県議会と各市町村の議員連盟で設置されています。

この会の主な事業は、国への予算や制度に関する提案活動と全国連絡会議における本県の要望を行うことです。

また、県や各市町村において予算確保や事業充実のための活動を行うことも重要な事業です。

当日は、総会終了後研修会を開催し、森林林業に関する情報を収集しました。京都大学生存圏研究所の五十田教授を講師に、「県産材の建築物への利用について」と題する講演を聴きました。

県内には木材資源は充分にありますが、建築物への利用が十分ではなく、大変もったいない状況です。木の切り出しから建築まで様々な機関が関与しますが、連携が不十分な状況が説明されました。

県産材の利用促進のために、行政がもっとリーダーシップを発揮すべきことが指摘されました。


県の予算・施策に係る勉強会開催

8月26日(月)・27日(火)の両日、県庁で自民党県議団政調会主催による県の予算や施策に係る勉強会が開催され、会員として参加しました。

毎年度知事に対して県予算や県の施策に関して要望書を提出していますが、要望書を作成するための情報を収集するため、この勉強会を開催したものです。

県の主要事業について、各課の課長等から予算編成の考え方や施策推進に関する方針を聞き、意見交換を行いました。

今後約2か月をかけて政調会で要望書案の内容を検討し、自民党県議団の協議を経て、11月中には県知事に要望書を提出します。

県では、この要望書を受けて新年度の予算や施策に反映していきます。


県議会委員会の現地調査(その2)

6日は、ワイン工房(坂城町)、県営米子採種園・採穂園(須坂市)、県農業試験場(果樹試験場、作物部・育種部の2カ所)、長野合同庁舎です。

【県営米子採種園・採穂園】

・ 現在花粉症で悩む人が多く、その主な原因としてスギの花粉がある。

・ 花粉の飛散量が少ない修正のクマスギを活用して、今後クマスギを植樹していけば、花粉症対策に大きな効果が出ると予測されている。

・ そこで、この圃場ではクマスギのうち、特に花粉飛散が少ない優良個体を育成して種を採り苗木を生産する方法と、優良個体の穂を採取して挿し木により苗木を生産する方法を進めている(花粉量の多い個体と少ない個体が混在する圃場にある苗木は、花粉の少ない苗木にはならない)(写真は、種を採取する幼木)。

・ この圃場では、種は令和7年から採取が可能であり、苗木は令和9年から供給が可能となる予定。

・ ただし、クマスギは木材としては他のスギに比べて市場価格が安いため、販路拡大が課題となっている。