須坂建設事務所を監査

7月14日(月)に、県監査委員として増田代表監査委員と共に須坂建設事務所(須坂市)を監査しました。

監査では、最初に所長から業務の概要について説明を受け、その後監査委員から質疑を行いました。

私は、主に次の事項について質問をしました。

1 法規等追録代

Q 法規等の追録を購入しているが、法規等はネットで見ることができるはずであり、不要な支出ではないか?

A 県関係の例規の一部については、ネットでは見れないため購入する必要がある。

2 税外の未収金

Q 令和5年度からの未収金(河川占用料)があり、収入の目途が付いてないが、今後どう対応するのか?

A 倒産した企業に係るものであり、収入の目途は立っていない。契約上の占用許可期間は令和4年度から9年度までとなっており、9年度の許可終了時点を待って、処分(債権放棄等)を行うことになる。

 

書類監査終了後、4カ所の工事施工箇所の現地調査を行いました。調査箇所は、道路改築(通学路緊急対策)2カ所、砂防事業、道路橋梁維持事業です。

道路橋梁維持事業は、現在須坂IC付近で商業施設等の開発(イオンほか)が進められている地域における関連道路整備のうち、県が担当する県道改良工事(国道403号に接続)です(写真)。

 


国道へ歩道設置を要望

7月10日(金)に西春近地区の伊那建設事務所への要望活動があり、地元県会議員として同席しました。

今回は西春近地域協議会、西春近区長会、西春近交通安全協会、西春近北小学校、春富中学校が合同で、国道153号へ歩道設置を伊那建設事務所長に要望しました。

【要望事項】

〇 西春近地籍の国道153号犬田切橋への歩道設置

・ 春富中学校の西春近地籍の生徒は国道153号沢渡交差点から殿島橋(天竜川を渡河。歩行者・自転車専用道路)を経て、中学校まで自転車で通学しています。国道153号犬田切橋北から沢渡交差点までは車道(犬田切川を渡河)のみで歩道が設置されておらず、通学の安全が確保されていないため、この箇所に歩道設置を要望するものです。

私は、要望の席上次の意見を述べました。

「沢渡交差点付近は、国道、県道や市道が複雑に接続しており、車の通行量も多くて危険な地域である。西春近地区の中学生は春富中学へ行くにはここを通過するしかなく、大変重要な場所である。歩道設置以外にも歩行者の安全を確保するための改善が必要な箇所がいくつもあり、課題解決には時間がかかり、膨大な予算が必要になるが、計画的に改善するとともに、歩道設置についても検討を進めて欲しい。」


厚生連病院への支援を知事要請

7月4日(金)に、県農協中央会、県厚生連、JA県農政対策会議、県農協懇話会による知事への要望活動があり、県農協懇話会の副会長として出席しました。

今回は、厚生連病院の経営が大変厳しい(昨年度の厚生連病院の赤字額3.5億円)中で、県と県内市町村による支援を要望しました。

要望内容と知事の回答は、次のとおりです。

1 精神病床・感染症病床に対する助成

・ 公的医療機関への助成は県が担うことになっているが、実際には助成は行われていない。県が病院に助成した場合、国から交付税として県に交付(助成額の8割)されるため、県の対応を要請するもの。

【知事答弁】制度は承知しており、県として対応することを約束する。

2 救急告示病院に対する助成

・ 公的医療機関への助成は厚生連の管轄市町村が助成できる制度になっているが、実際には地域で異なっている(制度上では531,600千円助成できるところを、184,740千円助成されているのみ)。市町村が病院に助成した場合、国から交付税として市町村に交付(助成額の8割)されるため、市町村で対応するよう県から促進を要請するもの。

【知事答弁】制度は承知しているが、助成を決定するのはあくまでも市町村であり、県として強制することはできない。

【感想】厚生連の地元県会議員は、病院と連携して関係市町村に対して要望活動をする必要があります。