「伊那節まつり」が開催

4月5日(火)に、伊那市の伊那公園で「伊那節まつり」が開催され、地元県会議員として参加しました。

このまつりは、昭和35年(1960年)に伊那公園内の東大社の鳥居の近くに、「伊那節発祥之地」の石碑が建てられてから、毎年桜の時期に合わせて開催されています。今回で63回目となりました。

伊那節は、古くは「おんたけやま」(御嶽山)と呼ばれた馬子唄です。

元禄9年(1696年)に「権兵衛峠」が開通し、以来伊那と木曽の交流が盛んになり、権兵衛峠を行き来した馬子たちが口ずさみ、広く伊那の地域で歌われるようになりました。

まつりでは、伊那節振興協会の皆さんにより、三味線・太鼓・尺八に合わせて歌と踊りが披露されました(写真)。

私はまつりの式典の中で、あいさつをさせていただきました。

「ウクライナでも、美しい桜を見ることができると聞く。残念ながら今は戦禍にあり、見ることが叶わない。一日でも早く戦争が終わり、人々の生活が元に戻り、安心して桜を楽しめる時が来ることを願うばかりである。」と述べました。

春になれば満開の桜を楽しめることができるのは、大変幸せなことです。

国外の戦争や紛争などを見るにつけ、日本では何もしなくても平和な暮らしが保障されているわけではありません。

戦争に巻き込まれたり、戦争を仕掛けたり、戦争をする国になってはいけないと思います。


議会運営委員会委員長に就任

3月15日(火)に2月議会が開催され、議会に提案されていた議案や請願・陳情の採決が行なわれました。

採決の前に、各委員会に付託された議案、請願・陳情の審査結果が各委員長から報告されました。

私は総務企画警察委員長として、所管の予算案・条例案等と陳情の審査結果を報告しました(写真)。

知事提出議案は、すべて原案のとおり可決されました。

伊那北高校と伊那弥生ケ丘高校の統合に関する議案については議会として同意することと決定し、2028年度の伊那新校の開校が確定しました。

翌16日(水)には議会正副議長や常任委員会の決定等の人事案件の協議が行われ、2月議会は閉会しました。

常任委員会の人事で、私はこれまで総務企画警察委員会に所属して委員長を務めましたが、今後は県民文化健康福祉委員会に所属します。任期は1年間です。

常任委員会とは別に議会運営委員会がありますが、私はこの委員会に所属し委員長を務めることになりました。

この委員会は議案の扱いや議会日程の調整等を行う非常に重要な組織ですから、しっかり勉強して間違いのない議会運営を行っていきます。


議会委員会を開催

3月10日から14日にかけて県議会総務企画警察委員会が開催され、委員長として出席しました(写真は今年度最後の警察委員会で、委員長退任のあいさつ)。

委員会では、委員会が担当する業務に関する議案や陳情について審査を行いました。

当初各常任委員会は4日から11日にかけて開催する予定でしたが、県会議員にコロナの感染者や濃厚接触者が多く出て、当初の予定では開催できなくなったため、日程が大幅に変更になりました。

重要議案が議会に提出されている中で、委員会の審査時間を短縮して行うことは避けなければならず、しっかりと質疑の時間を取って審査を行いました。

私も委員長として、このことについては充分に配慮しながら議論を進めました。

今回の委員会の審議の中で出された意見のうち、重要なものは次のとおりです。

① 議員会館(執務室兼宿泊施設)は老朽化が進んでいることから、会館の必要性を含めてあり方を検討すべきである。

② 警察本部は本庁舎内にあるが、国内では多くの本部が単独の警察庁舎入っている。セキュリティ確保や機動力を確保する上でも、単独の庁舎建設に向けて検討を進めるべきである。

議員会館は個室になっていますが、洗面・トイレ・風呂・食堂は共用であり、部屋の壁が薄いため隣室の音が聞こえるなど、プライバシーの確保に課題があります。

また、執務室を兼ねていますが、机とイスは配置されておらず、机の代わりにコタツの台を使用しています。畳の上に座って仕事をしていますが、腰や膝への負担もあり、執務環境は良くありません。

私は、議員会館へ宿泊する議員は南信地域の議員が多いなど利用する議員が限られていることや、施設が老朽化していること、施設の維持管理費用が相当程度かかることなどを考えると、議会の会期中はホテルに宿泊する方が望ましいと考えます。

つまり、議員会館を廃止して建物を解体撤去し、もっと有効な土地利用を図るべきと考えます。