高校同窓会総会を開催

6月11日(土)に、伊那北高校同窓会の定期総会が開催され、会長として出席しました。

コロナ禍により、3年ぶりの開催となりました。

総会では、事業報告・決算、事業計画・予算、100周年記念事業の予算執行状況などが審議されました。

100周年記念事業は、コロナの影響で実施時期が大幅に変更になりました。昨年度は、記念式典の開催や100年史の発行などの主要な事業を実施しました。

今年度は、記念講演会を4月に開催しましたが、今後は記念コンサート、ゴルフ大会などを開催します。

総会の運営について、今年度から卒業生(同年会)の協力を得ることになりました。今回は、33回生(59歳)の皆さんにご協力いただきました。

総会前のイベントとして、高校再編に関する県教育委員会による説明と33回生の今村浩氏による講演がありました。

今村氏は、現在信州大学医学部教授(救急集中治療医学)及び附属病院高度救命救急センター長、信州大学地域防災減災センター医療支援部門長を務めておられます。また、長野県メディカルコントロール協議会長など、数々の要職に就かれています。

当日は、「新型コロナ感染症に立ち向かう」と題してお話しいただきました。コロナ禍の中で、医療現場における苦労話などをお聞きできました(写真)。

私は、会長として8年目に入りました。今年度で100周年記念事業が終了し、高校再編については伊那新校の設置が正式に決定するなど、大きな事業に区切りがつきます。

同一人が長の職に長くいると、弊害も出てきますので、ぼつぼつ退任することが適当と考えています。


県議会6月定例会の日程等を決定

6月9日(木)に議会運営委員会が開催され、委員長として出席しました。

委員会では、6月定例会の日程などを決定しました。

委員会の主な協議事項は、次のとおりです。

① 会期、日程等について

② 知事提出議案について(補正予算案、教育長の勤務時間及び休暇等に関する条例案など)

③ 垣内議員の逝去に伴う議席・委員会の所属などについて(委員の補充など)

④ 垣内議員の逝去に対する弔詞等について(弔詞を議決)

⑤ 緊急時における議会運営上の対応について

(感染症の蔓延や大規模災害など緊急事態により、委員会に委員が出席できない場合に、特例的にオンライン出席を認めることについて、関係規定等を改正する。)

 

委員会では、冒頭垣内議員の逝去を報告し、黙とうを捧げました(写真。垣内議員の席に花を飾りました。)。


県議会委員会が現地調査(2)

長野県須坂看護専門学校(県立)

1959年に、長野県須坂病院付属高等看護学院(2年課程)としてスタートし、1993年には校舎を移転新築して3年課程を併設し、校名を今の名称に変更しました。

2014年には、修業年限を4年に延伸しました。

現在の定員は1学年40名です。授業料は年額234,600円と安く、寄宿舎利用者は年額70,800円と低額です。奨学金や県の修学資金の給付(一部は貸与)を受けている学生は、学生の半数程度です。

入学試験の倍率は約2倍と、高くなっています。

看護師国家試験の合格率は100%で、全国平均(新卒者)の96.5%を大きく上回っています。卒業生の95%が県内に就職しています。

総体的には、学校運営はうまくいっていると考えます。

 

  •  長野県立大学(写真)

平成30年度に開設しました。2学部4学科制で、入学定員は1学年240名です。

入学試験倍率は約2倍です。入学者のうち女性は約7割で、県内出身者は約半数、北信地域の学生は約半数です。

令和3年度末に初めての卒業生を出しましたが、就職率は100%で、県内就職率は55%となっています。

県内就職率については、私は一般質問でこれまで複数回にわたって取り上げて来ました。

これからの長野県を担う人材や産業人材を確保するためにも、大学生の県内就職率を上げることが重要であり、特に県立という特殊性を持つこの大学においては、高い目標をもって取り組むべきです。

しかし、現状は55%で県内大学の県内就職率の50%に比べれば、若干上回っているものの、満足できる率とは言えません。

そもそも大学に目標数値が設けられていないことが問題です。他県の県立大学の例を見ると、高い目標を設定し、実際に高い就職率を達成している県もあります。

長野県では毎年11億円の税金を県立大学に投入しています。このことからも、もっと真剣に県内就職率の向上を目指すべきと考えます。