アーカイブ

台風2号による被災地調査

6月2日(金)に台風2号と梅雨前線の影響により線状降雨帯が発生し、伊那谷では大きな被害が発生しました。

伊那市では24時間雨量は観測史上最大となり、東部地区を中心に各地で大きな被害を受けました。

国道や県道・市道の一部は、土砂の流入などにより通行止めになりました。また山地から流出した土砂が、下流域の河川や水路からあふれ出し、住宅敷地や農地などに流入しました。

流入土砂の排出が必要な農地では、今年の農作物の生産の見込みが立ちません。

被害を最小限に食い止めるために、各地域では総出で夜を徹して作業が行なわれました。

また地域の要請等に応じて、地元の建設業者が応急対策に従事しました。

私は、8日(木)には地元市会議員に案内していただき、被災か所を調査しました(写真は北福地根木谷地区)。

今後は県や市の対応により、災害復旧事業や災害防止対策が行われることになりますが、県議として予算確保などのために活動していきます。


県政だよりを発行

県政だより(令和5年初夏号)を6月11日(日)に発行しました。市内全戸に新聞折込をしました。

この初夏号は、これまでの議会一般質問等における提案が本年度当初予算に反映された事業や施策と、2月議会定例会での一般質問と委員会審査の内容をお知らせするものです。

本会議の一般質問や常任委員会における提案や意見は、施策や事業の改善、あるいは新たな事業の創設や制度の制定につながります。

一般質問と委員会審査は、議員の仕事の中では最も重要なものです。今後も地域の皆さんの意見や要望をお聞きした上で、しっかり取り組んでいきます。

県政だより:2023年初夏号:表

県政だより:2023年初夏号:裏


県政報告会を開催(その2)

6月3日(土)開催の県政報告会では、最近の行政の動きなどについても説明しました。

まず、防衛力強化と少子化対策について、防衛力強化のための財源が明らかになっていますが、少子化対策については財源について内容説明が先送りされています。

また、財源として想定されている社会保障費の削減や社会保険料の増額については、国民の理解を得ることは難しいと考えます。

さらに、子育て支援策として児童手当の増額などが発表されていますが、小手先の支援策では少子化にストップをかけることはできないと思います。

若者が結婚しない、結婚しても子どもをもうけない事情を考慮しなければなりません。私は、生活が苦しい、あるいは将来が不安であると考えている若者が多いと思います。

こうした中で、有効な方策は若者の所得の向上と雇用の安定を図ることにあると考えます。長期的な視点が必要です。

国力の低下については、劇的な人口減少・少子化、GDP伸び率の低迷、賃金の伸び率の低迷、先進国からの転落など、現状の日本では明るい展望が開けません。

これを解決するには、政治力しかありません。国政に大いに期待します。

マイナンバーカードについては、国の進め方が拙速かつ強引で、またトラブルが発生しているなど、批判が出ています。

こうした大きな制度改正は、国民の理解を得ながら丁寧に進める必要があります。

選挙違反については、山ノ内町議の公職選挙法違反について、マスコミでも大きく取り上げられています。

議員が有権者を飲食で接待することは、禁止されていますが、こうした例が後を絶ちません。

これは、議員の側にも有権者の側にも双方に問題があると考えます。お金で票を得ることは絶対にあってはならないことです。お金で選挙を有利に運ぶことになれば、お金のある候補者が有利になります。こうしたことを防ぐために、法律があるのです。

旧態依然の選挙から脱皮し、明るく公正な選挙にしていかなければなりません。