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県議会会派の県外調査(その3)

11月16日には、「北海道大学スマート農業教育研究センター」を調査しました。

この施設は、北大農学部により全国で初めてのスマート農業教育の拠点として設置されました。

主な事業は、スマート農業の教育プログラムの開発と実施、現役農業者向け研修、オンライン教材の制作、教育者向けスマート農業研修などです。

北大では、ICTやロボット技術を活用したスマート農業技術の研究を30年以上にわたり実施しています。

事業は、農機具メーカーや情報企業(NTTグループ)と連携して実施されています。施設内には、民間企業に貸し付ける部屋も用意されています。

当日は、遠隔操作によるトラクターの運行・作業の実演を見学しました(写真)。

 

17日には、札幌市にある「札幌市エレクトロニクスセンター」を調査しました。

この施設は、「札幌テクノパーク」内にあり、テクノパークの中核的な支援施設として、1986年に開設されました。指定管理者として、「さっぽろ産業振興財団」が管理運営を行っています。テクノパークは、全国に先駆けて整備した研究開発型の団地です。

レンタルオフィス23室、バイオ関連企業向けウエットラボ11室、レンタル会議室12室などが整備されています。

財団では、IT企業のレベルアップと他産業分野のデジタル化の促進を図るための支援を行っています。また、DXの推進やIT人材の育成に力を入れています。

札幌市は、以前からIT産業の育成に取り組み、大きな成果をあげていると考えます。


県議会会派の県外調査(その2)

11月16日には、白老町にある「ウポポイ(民族共生象徴空間)」を調査しました。

この施設は、アイヌ文化の復興・創造・発展のための拠点として、2020年に国が整備したものです。

主要な施設は、アイヌ民族博物館、民族共生公園、慰霊施設などです。「ウポポイ」とは、アイヌ語で「大勢で歌うこと」を意味しています。

「伝統的コタン」では、アイヌのセチ(家屋)が再現されており、アイヌの暮らしや文化について解説するホログラムがあります。

施設の一つである「ポロセチ」では、アイヌの歌や踊り、楽器の演奏を見学することができます(写真)。

また、同日、札幌市の「北海道大学ビジネススプリング」内にある「㈱ミルウス」を調査しました。

この会社は、北海道大学との連携で創設されたベンチャー企業です。社長は、民間企業を退職後、北大の特任教授を経てこの会社を立ち上げました。

主な事業は、センサにより取得したデータ(食事・活動・血圧・ストレス・睡眠・医療記録等)の情報の処理、蓄積、解析、評価、及び提供を行っています。これにより、医療・健康支援ビジネスを開発しようとしています。

この会社で開発したハード・ソフトを民間企業に提供し、新たな分野のサービスや製品製造につなげます。また、スタートアップの育成を支援していきます。


議会決算委員会で調査(その2)

11月9日には、総務部の情報公開・法務課の追加調査を行いました。これは、同課の「情報公開・個人情報保護運営」に関して、調査実施日(10月12日)の翌日に、不適切な事務処理があったことを同課が公表したため、私がこの事項の追加調査を提案したものです。

10日は、企業局と議会事務局の調査を行いました。

また、同日は各班の全ての調査が終了したことを受けて、委員全員による総括調査を行いました。

総括調査において、私は次のような発言を行いました。

情報公開・法務課の「情報公開・個人情報保護運営」の調査を、10月12日に加えて11月9日に行った。これは、10月12日の翌日になって、同課から不適切な事務処理について公表されたことに伴うものである。本日になって決算調書が差し替えられた。これらについては、決算調査に関して同課の対応に不適切なものがあったことによるものである。今後決算調査に関してこうしたことのないよう、全庁的に周知徹底を図るよう要請する。」