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環境・文教委員会を開催(その3)

【環境委員会】

1 ペレットストーブ

Q1 伊那市の全ての学校でペレットストーブを導入したが、教師や子どもは寒いと評判は悪く、暖房能力が低いのではないかと考える。県では導入補助をしているが、導入を推進する理由は?

A1 林業の活性化につながる等の理由から、平成18年から制度を創設した。 

Q2 薪ストーブの導入に県として支援すべきではないか?

A2 現在林務部で支援について検討している。

 

2 太陽光発電

Q1 伊那市(前原の林地)で太陽光発電施設の設置について、地元では災害(水害)の発生の恐れがあるなどの理由から、設置に反対してきたが、設置工事が強行され既に発電を開始している。県は林地開発の許可を出すなどこの事業に関与しているが、この案件についての所感は?

A1 現在設置に反対する市と事業者が係争中であり、現状では県としての所感は出せない。設置に必要な隣接地の同意を得るにあたり、本来は敷地の隣接地の所有者の同意を得るべきところを、隣接地ではなく設置敷地内の土地を分筆して、土地所有者の同意を得ており、この件に関しても争われている。

Q2 なぜ伊那市は設置を許可したのか?

A2 市は条例に基づき、隣接地の同意がなく地元の同意もないことから、設置に反対してきたが、業者から訴訟を起された。現在は係争中であるが、いつまでも市が反対していると、損害賠償請求を事業者から請求される恐れがあるとの理由から、市は事業者と設置の同意書を締結した。

 


環境・文教委員会を開催(その2)

【文教委員会】(その2)

3 高校再編に関する基準
・ 県教委は、8月に中山間地にある高校を存続できるように、再編基準を見直し「中山間地存立特定校」という区分を設けた。
・ 特定校は、①県境に近い高校は原則存続②県境でない高校は個別に検討。②については、「地域が具体的な支援や存続する体制を整備する場合」に該当する。高遠高校も将来これに該当する可能性がある。

Q この基準は曖昧であるが、どのように存続を進めるのか?

A 地域との協働なくしては存続できないので、県教委は地域と連携し多様な協働のあり方を検討する。

 

4 平和学習

 日中戦争の戦時中には、長野県では県・市町村・教育界をあげて満蒙開拓青少年義勇軍を送るという酷い歴史がある。戦後80年を迎え、侵略戦争を起こした国家の責任を自覚し、二度と戦争を起こさないために、また戦争の真実を次世代に伝承するためにも、学習を進めることが重要であるが、世界史や日本史の学習において、いかに平和学習を進めるのか?

A 歴史を正確に理解した上で、学習指導要領に基づき学習を進める。

 


環境・文教委員会を開催(その1)

10月6日(月)から8日(水)まで、県議会環境・文教委員会が開催され、委員として出席しました。

委員会で私が発言した主な内容を、3回に分けて報告します。

 

【文教委員会】(その1)

1 インクルーシブ教育(すべての子どもの多様性を認め合い、学び合う教育)

Q1 発達特性のある子どもや小学校入学直後に不登校になる子どもへの対応が重要な課題と考えるが、県教委として今後どのような対応を進めていくのか? 

A1 学校サイドの視点ではなく、子どもの視点を大切にする。子どもの個性や特性に向き合うとともに、子どもの強みと捉えて対応する。

Q2 不登校の児童数が増加している中で、幼保小の連携が大変重要であるが、今後どう対応するのか?

A2 幼保小関係者の研修などの取組が弱いので、しっかり連携して取り組む。

 

2 中学校部活動の地域移行

Q1 文科芸術系の部活動の移行に関しては、特に音楽系における会場確保など様々な課題があるが、今後県教委としてどのように移行を進めていくのか?

A1 現在吹奏楽について関係者と意見交換して課題を整理しているが、可能性を見出していきたい。

Q2 移行には公費による支援が不可欠であるが、国・県の支援や市町村の負担を含めてどう対応するのか?

A2 公私の費用負担のバランスが重要であるが、現在国では補助制度の在り方を検討しているので、国の動向を見ながら補助のあり方を検討する。