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議会委員会の調査を実施(3)

 

8月29日(木)、30日(金)に議会総務企画警察委員会の中南信地域の県現地機関の調査を実施しましたので、主な内容を3回に分けて報告します。

 

5 上伊那地域振興局

・ 豚コレラ対策への対応が急務となっていますが、これに係る職員体制が不足していないか、対応が十分に行われているか等、委員から質問が出されました。

 

6 伊那警察署(写真)

・ 施設の老朽化と業務スペースの不足、駐車場スペースの不足が課題となっています。

・ 施設は昭和52年に建設されましたが、いつどのように改築されるのか明らかにされていません。

・ この施設に隣接して旧上伊那農業高校定時制の敷地と建物がありますが、今年4月からこの敷地と建物の管理が県教育委員会(高校教育課)から県警察本部(伊那警察署)に移管されています。

・ 来年度には建物が取り壊され、当面は警察署の駐車場として利用されます。

 

7 松本空港管理事務所(写真)

・ 松本空港は昭和40年に開港し、当初は松本・大阪間を臨時運航していましたが、その後季節便に移行して順次運航期間が延長され、昭和57年から通年運航となり、昭和60年からは通年複数便運航となりました。平成6年には滑走路を2千mに拡張し、小型ジェット機が就航できるようになりました。

・ 空港の利用者数は平成21年まで減少を続けましたが、以降増加傾向になり現在は14万人程度、利用率は約7割となっています。

・ 国際チャーター便は近年韓国行きが多い状況でしたが、ここにきて日韓問題が生じてチャーター便の就航の目途が立っていません(今年度は韓国へ42便を計画)。

・ 近年は繁忙期の慢性的な駐車場不足が課題となっていたため、本年度末の完成を目指して拡張工事が行われています。

・ 国際便専用のターミナルビルがなく、入国手続きなどに支障を来しているため、現在ビルの建設について検討が始まっています。


議会委員会の調査を実施(2)

 

8月29日(木)、30日(金)に議会総務企画警察委員会の中南信地域の県現地機関の調査を実施しましたので、主な内容を3回に分けて報告します。

3 「よこね田んぼ観光地化事業」(県事業)(飯田市千代地区)

・ 千代(旧千代村)には美しい棚田が広がる地区があり、この棚田は「よこね田んぼ」呼ばれています。「よこね」は、昔のこの地区の呼び名です(写真)。

・ 人口減と高齢化が進み農地の荒廃化が進む中で、地区の皆さんは棚田を千代地区の財産と位置づけ、文化的遺産として後世に受け継いでいくことを決定しました。

・ これを受けて、地区の保全委員会(平成10年設置)が農地を借り受けて栽培管理を行っています。

・ 棚田を活用して様々な活動を行い、地区の活性化、移住定住の促進、米加工品の生産(酒)、食育などを行っていますが、平成11年には「日本の棚田百選」にも選定されています。

・ 平成11年からは国県事業を活用して、土地改良、休憩施設や遊歩道の整備、管理器機類の整備、パンフレットの作成などを行っています。

 

4 飯田警察署(写真)

・ 施設の老朽化が進み業務スペースが不足しています。また進入路が狭く車両の出入りに支障を来しており、敷地も狭いため駐車スペースが不十分です。

・ そうした中で、施設の早期改築が課題となっていることから、県警察は警察署の改築を行い(年度は未定)、合わせて地域から要望されていた南信運転免許センターを警察署に併設して新設する方針を6月に示しています。


議会委員会の調査を実施(1)

8月29日(木)、30日(金)に議会総務企画警察委員会の中南信地域の県現地機関の調査を実施しましたので、主な内容を3回に分けて報告します。

この調査は、議会の会期中以外に委員会の所管業務の調査の一環として行うものです。

 

1 南信州地域振興局

・ リニア駅開通が8年後に迫る中で、リニアを活用した地域活性化策やリニア駅周辺のまちづくり計画が明確になっていないため、地域振興局がリーダーシップを発揮して議論を進めるよう、委員から意見が出されました。

 

2 旧飯田工業高校の施設の活用(飯田市)

・ 平成25年に飯田長姫高校と飯田工業高校が統合して「飯田OIDE長姫高校」が新設されたことに伴い、旧飯田工業高校の施設を活用して、平成31年3月に南信州広域連合が「産業振興と人材育成の拠点」(愛称「エスバード」)を設置しました。

・ この施設は、産官学連携による航空機産業を中心としたリーディング産業の創出と、航空産業や地場産業を担う人材の育成を目指しています。

・ 施設内には、「飯田工業技術試験研究所」もあり、航空機産業分野では国内唯一の実証試験機器を備えています.

写真は「防爆性試験評価装置」(試験品の動作や発熱により、周囲の爆発性ガスに引火しないことを評価)