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駒ケ根青年海外協力隊を視察

5月20日(月)に長野県議会国際協力促進議員連盟の現地視察が実施され、参加しました。

当日は、まず国際協力機構駒ケ根青年協力隊訓練所(JICA駒ケ根。駒ケ根市)を視察しました(写真)。

JICA駒ケ根は1979年に開設されましたが、今日までに2.2万人の隊員を送り出しています。70日間の訓練が行われており、年3回隊員を受け入れています。

現在は165名の隊員が在籍しており、施設名称は「青年協力隊」ですが、60歳代が24名、70歳代が2名と近年は高年齢の隊員が増えているようです。派遣先は中南米が多く、東南アジアはゼロです。

当日は、駒ケ根市内にある青年海外協力協会(JOCA)本部も視察しました。JOCAは協力隊経験者が設立した組織で、協力隊の経験を生かして地域の活性化につながる活動を行っています。

駒ケ根本部では、健康増進施設(GOTCHA WELLNESS)、コーヒーショップ、食堂、保育所(J’sほいくえん)を運営しています。これらの事業は始めたばかりですが、全国のモデルとなる地域づくりを実践しています。


池上秀畝展覧会関連イベントが開催

5月4日(土)に長野県伊那文化会館で、日本画家の池上秀畝生誕150年展関連イベントが開催され参加しました。

池上秀畝(いけがみしゅうほ)は伊那市高遠町出身の日本を代表する日本画家で、今年が生誕150年に当たります。

秀畝は明治7年生まれで、明治末から昭和前期(昭和19年没)にかけて活躍しました。同時期に飯田市出身の菱田春草が活躍しましたが、二人は同い年です。

秀畝は、文展に積極的に出品し、大正5年から3年連続で特選を受賞するなど、画壇では確固たる地位を築きました。

生誕150年を記念して、長野県立美術館、長野県伊那文化会館、信州高遠美術館、伊那市歴史博物館、東京都練馬区立美術館の5館で特別展を開催しています。

長野県伊那文化会館では、地元の方が所蔵する作品を中心に素晴らしい作品を展示されました。

4日には、展覧会関連イベントとして5館の学芸員から秀畝にまつわる興味深い話を聞くことができました(写真は当日参加された宮下代議士と学芸員の皆さん)。

今回の展覧会の開催に当たり、伊那市在住の秀畝研究家の伊藤君人さん(御園)に作品の収集や関連情報の提供などで、大変お世話になったと学芸員から聞きました。


伊那新校に関する県知事への要望活動

5月9日(木)に、上伊那広域連合、上伊那市町村教育委員会連合会、伊那・駒ケ根商工会議所による高校再編に伴う伊那新校に関する県知事及び県教育長への要望活動があり、地元県会議員として同席しました。

この要望活動は、3月に県教委から示された新校の校舎完成時期が開校時期より2年遅れることについて、地元としては同意できないことから、スケジュールを見直すよう求めるものです。

また、未だに新校の目指す学校像が示されていないため、早急に検討するとともに、地域や関係者に説明することを求めました。

私は、席上次のような意見を述べました。

「令和4年に新校に関する議会同意を得たが、当時は議会も地域も新校の校舎完成時期が開校時期より2年遅れるとは、誰も想定していない。時期がずれることは地元では同意が得られないことから、スケジュールを見直すべきである。また、新校の目指す学校像が示されなければ、今後の入学者や保護者にとって、進路の選択を検討する材料が何もない。ハード整備より先に学校像を示すべきである。私は「県下で最高レベルの進学校」を目指す高校にして欲しいし、それが高校の魅力の一つになる。」

知事と教育長は、席上教育委員会のこれまでの進め方を詫びるとともに、地元の合意なしには手続きを進めないこと、スケジュールは見直すこと、要望に沿えるよう検討することを約束しました。