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議会初委員会

4月20日(火)に議会総務・企画・警察委員会の初委員会があり、委員長として出席しました(写真は委員長就任あいさつと委員席)。

 委員会では、まず委員会の年間活動計画を決定し、その後今年度の各部の施策等について担当部長・警察本部長等から説明を受けました。

説明の主なものは、次のとおりです。

総務部・企画振興部関係

・ 主要施策・予算について

・ 施設の有効活用・転用等の計画の策定について

・ 施設の中長期修繕・改修計画の策定について

警察本部関係

・ 警察組織、定数(約4千名)、予算(約460億円)、施設、犯罪、特殊詐欺、児童虐待、交通安全等について

・ 令和3年度運営重点と対策について


阿智は桃源郷

4月16日(金)に、阿智村智里の月川温泉郷の「花桃の里」へ行ってきました。

阿知川支流の木谷川沿い一帯に植栽された花桃が見ごろで、赤、白、ピンクの3色美しい花が咲き誇り、まさに桃源郷という言葉がぴったりです。

当日の花は未だ3分咲きでしたが見事な美しさで、1週間後には満開を迎えるとのことです。

国道256号線沿いには古くから花桃が植えられてきたことから「花桃の里」と呼ばれており、「日本一の桃源郷」とも言われていて、シーズン中には多くの観光客でにぎわいます。

古くは、昭和23年に妻籠宿に花桃が植えられたのが始まりと言われており、国道沿線を中心に40キロにわたって1万本もの花桃が植えられています。

阿智の花桃の名所は、昼神温泉郷と月川温泉郷の2箇所が有名です。

月川温泉郷は、平成3年から旅館「野熊の庄月川」の社長が、旅館の周辺に1000本の花桃を植えたことから始まります。

そして平成24年から地域住民の皆さんが、月川温泉郷を桃源郷にしようと2000本の花桃を植えて今日に至っています。

当日は大駐車場に車を停めて、一帯を歩いて花見を楽しみました。コロナ感染防止のため、今年は祭りイベントは中止しています。

受付で検温、アルコール消毒、名簿の提出を義務付けるなど、感染防止策を徹底していました。

次回は、是非満開の時に訪れたいと思いますが、一見の価値はある花の名所です。


長野県環境保全研究所を視察

 

4月13日(火)に、長野市安茂里にある長野県環境保全研究所を視察しました。

この研究所は、環境の保全と保健衛生の向上に寄与することを目的に県が設置し、試験検査、調査研究、情報の収集・提供や普及啓発を行っています。

昭和23年に「衛生研究所」としてスタートし、昭和45年には公害部門を加えて「衛生公害研究所」となり、平成16年には自然保護研究所を加えて「環境保全研究所」となり、現在に至っています。

7つの部があり、70名の職員が働いていますが、現在最も注目されている新型コロナウイルスの検査の基幹的な施設です。

コロナの検査は、感染症部が担当しています。この部では、感染症や食中毒の検査、獣医衛生や衛生動物の検査、臨床病理学試験を行っています。

当日は、研究所の課題やコロナの検査体制などについて調査しました。

コロナのPCR検査は、次のような行程で行います。

①2階の陰圧検査室前(写真)で保健所などから送られてきた検体を受け取り、陰圧検査室で前処理(遠心分離)を行います。②1階の検査室でRNAを抽出します。 ③2階の検査室でPCR検査を行います。

3つの離れた部屋で作業を行っており、作業効率が悪いと感じました。一体的に流れ作業ができるように、部屋が配置されることが望ましいと考えます。

コロナの検査はこれまで9千検体を実施しましたが、コロナ以外の通常の検査を年平均2千検体行っていますので、研究所では作業量が爆発的に増えて、処理能力の限界にあります。

検査能力を強化するために有資格者(臨床検査技師)を募集していますが、応募がほとんどなく、人材不足が大きな悩みです。

その上コロナの変異株が拡大し、そちらの検査も行わなくてはなりませんが、これまでの株と同時に処理することができないため、今後作業量が増加することが予想されています。

現在でも検査能力の限界にありますが、人材の確保が困難な状況では、今後どう対応していくかが大きな課題です。

今回の視察により、研究所の置かれている状況や課題がよく理解できました。課題解決のために、議員として活動していかなければなりません。