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地方議会活性化シンポに参加

11月11日(金)に、東京都千代田区のイイノホールで総務省主催による「地方議会活性化シンポジウム2022」が開催され、議会運営委員会委員長として参加しました。

地方議会を取り巻く環境を見ると、地域の多様な民意を反映することが求められる中で、投票率が低下したり無帳票当選が増加傾向にあり、またなり手不足が深刻な状況にあります。

そうした中で、議会に女性や若者をはじめ多様な人材の参画と、デジタル技術を活用した議会への住民参加を促進することが求められています。

そこで、議会を活性化するヒントを得ようと、今回のシンポジウムが企画されました。

テーマは、「地方議会をより開かれたものへ~多様な人材の参画に向けた取り組み~」です。

専門家による基調講演と先進的な取組をしている地方議会の議員等によるパネルディスカッションがありました。

パネリストの一人である東京都台東区議会議員の本目さよ氏の発言は、大変参考になりました。

本目氏は現在3期目で40歳、一児の母親であり、一般社団法人「WOMAN

SHIFT」の代表理事を務めています。

この法人は、「届きづらい女性の声を政治につなぎ、1つずつ実現していく」ために様々な活動をしています。

氏は女性に係る課題として、「そもそも議員になろうと思わない」「議員になり方を知らない」「議員になっても辞めてしまう」ことがあるため、法人の活動を通じて解決していこうとしています。

今後の活躍に大いに期待したいと思いますし、長野県においても多くの女性の皆さんが議員として活躍するよう願います。


11月県議会定例会の日程等を決定

11月21日(月)に県庁で議会運営委員会が開催され、委員長として出席しました。

委員会では、定例会の会期や日程、知事提出議案の取り扱いなどについて協議し、決定しました。

会期は、11月30日(水)から12月16日(金)までの17日間です。

一般質問は6日(火)から9日(金)、各委員会は12日(月)から15日(木)に開催されます。

知事提出議案は、一般会計補正予算案、職員の給与に関する条例案(改正)、森林づくり県民税条例案(改正)など34議案です。

森林づくり県民税条例案は、今年度で課税期間が終了することに伴い、期間を延長するために改正するものです。


県マイスター協会が30周年式典

 

11月10日(木)に、伊那市の県伊那文化会館で長野県農村生活マイスター協会の創立30周年記念式典が開催され、地元県議として出席しました。

平成4年度にマイスター認定制度が開始され、認定された農村女性により協会が創設されました。協会では、農業経営の向上、働き方の改革、農業の6次産業化、食育農業、男女共同参画等を推進してきました。

今年度が30周年に当たることから、30年に及ぶ活動を振り返り、今後の新たな時代の実践活動に生かそうと、式典を開催したものです。

協会員は現在1140人で、当日は県下各地から400人が参加しました。

式典では、地元の上伊那農業高校生徒による研究活動の報告があり、長野県出身のシャンソン歌手である佐々木秀実氏による講演がありました。

佐々木氏は、「ちょっと、自分らしく生きなさいよ」と題して、自らの生い立ちや体験を踏まえながら、自分らしく生きていける秘訣などについて話されました。氏は見た目は女性ですが、体は男性と自己紹介がありました。

氏は、自分らしく生きるには、「笑顔を絶やさないこと、自分を褒めること、一人の時間を大切にすること、文化に触れること、必要な無駄をすること」が重要であると話されました。全くそのとおりです。

私は祝辞の中で、「農業は国の基、女性は社会の家庭の基であり大切にしなければならない。今長野県は人口減少、少子化の課題に直面している。その原因に、若い女性の県外への流出があり、これを止めるのは、「若い女性に選ばれる県」にしなければならない。このためには、悪しき慣習を見直し、固定的な男女の役割分担意識を変えなければならない。長野県には日本一の公民館活動があり、これを活かすことが大切である。」と述べました。

私は、これからも「女性が輝く地域づくり」、「女性が尊重される地域づくり」のために、活動していきます。