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森林税で整備された森

9月1日(金)に伊那市富県地区を通りましたら、県道伊那生田飯田線沿いの南福地地籍の森林が、きれいに間伐されていました。
この森林は松とヒノキが中心ですが、県の森林税(森林づくり県民税)を活用して間伐されていました(写真は松林)。
松林の間からは青空を仰ぎ見ることができ、地面には太陽光がしっかり注ぐので、草や雑木が生い茂り緑豊かな森になっています。
間伐を行うには、土地の所有者全員の承諾を得なければなりません。
そのため、森林整備の役員さんは1軒1軒訪問し、事業の説明をしながら承諾を得ていきます。それは、大変な苦労だと想像できます。
間伐を終えた森林は、すばらしい景観を形成していますし、災害に強い健全な森林となっています。
今長野県では、森林税(個人県民税の均等割年額500円)の課税期間の5年が本年度で終了するため、今後も継続するのか廃止するかの議論が行われています。
今年の九州北部の豪雨災害では、山林から流れ出した流木が被害を大きくしました。間伐などが不十分な森林では、豪雨により土砂が崩れ木が倒れて流れ出やすくなります。
こうした状況は長野県も九州と同じであり、防災対策のためにも早急に間伐などを行わなければならないと思います。
私は、森林税は継続し、緊急かつ集中的に危険な森の整備を行うべきと考えます。
そして、そのことが安全安心な県土づくりにつながると考えます。


西春近地区の現地調査を実施

8月29日(火)に、伊那市西春近地区で地元区長など関係者が参加して現地調査が実施され、地元県会議員として参加しました。

当日は、①1級河川小黒川の農業用水取入口(上井)改修要望箇所、②1級河川猪ノ沢川下流改善要望箇所、③国道153号信号機設置要望箇所(赤木地籍・写真)の3か所を調査し、地元区長などから説明を受け、意見交換を行いました。

①では、受益面積50haの用水の取入口の直下の堰堤の水叩き(堰堤を超えて流れ落ちる水を受けるコンクリート製構造物)が水圧で完全に崩壊し(写真)、堰堤本体も一部崩壊しています。今後豪雨による大規模な増水があった場合、堰堤全体が崩壊して取入口が崩壊する可能性があるため、早急に堰堤の改築工事が必要な状況です。

②では、平成18年の豪雨時には河川から溢れ出た水により周辺に浸水被害が出たため、平成25年に流水断面を大きくする改修工事を実施しました。しかし、河川の勾配が小さいため、増水時に山から流れ出た土砂が堆積し、河床が年々上昇して危険な状態にあるため、早急に堆積土砂を浚渫する必要があります。

③では、現在信号機が設置されていないため、国道の交通量が多い朝夕には、これと交差する市道から国道に進入することが困難な状況です。この交差点では交通事故が時々発生しており、安全の確保のために早急に信号機を設置する必要があります。

それぞれ地域住民にとっては切実な問題であり、解決のために議員としても活動していかなければならないと考えます。


地区役員と意見交換会を開催

8月23日(水)に、伊那市前原区公民館で伊那地区竜東北部6区の区長等役員の皆さんとの意見交換会を開催しました。

会では、まず私から議員としての活動状況や県・市の課題などについてお話をしました。

その後市や地域の課題などについて、意見交換を行いました。

その主な内容は、次のとおりです。

① 国道バイパスの整備について

Q 伊那市は、駒ケ根市に比べてバイパスの整備が遅れているが、その理由は何か?

A(酒井) 過去にはバイパスなどの基幹道路を開設するには、区画整理などの面的な整備と合わせて行うことが条件とされていた。

駒ケ根市では、いち早く区画整理事業に取り掛かり、バイパス(伊南バイパス)の開設を同時に行うよう、国や県に働きかけたために、事業が早期に進むことにつながった。

一方、伊那市では区画整理を行うような機運も醸成されておらず、バイパス開設の運動が遅れてしまった。

② 国道153号「伊駒アルプスロード」について

Q 「伊駒アルプスロード」の事業に着手しつつあるが、どのような経過で現状に至ったのか?

A(酒井) 市では以前からこの道路の開設について、国や県に働きかけてきたが、具体的にはならなかった。

しかし、リニア中央新幹線のルートや長野県駅の位置が決まり、平成39年には運行が開始されることになったことから、市ではこの道路を「リニア関連道路」として位置づけることができれば、建設に向けて一歩進めることができると考え、国や県に要望活動を行った。

上伊那地域では、リニアの駅からのアクセス(国道)を整備しなければ、リニア効果を地域に生かすことができないため、リニア開通までに整備を終えることが求められている。

様々な活動を経て、県のリニア関連事業の「関連道路」の一つに位置づけられ、今日に至っている。