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建設事務所長と意見交換

4月20日(木)に、私の事務所で伊那建設事務所長と意見交換を行いました(写真)。

建設事務所では、道路整備、河川整備や砂防・急傾斜地対策などの事業を行っていますが、取り組まなければならない事業は数多くありますので、限られた予算の中で緊急性や優先度を見ながら、計画的に対応していくことになります。

また、通常の予算枠の中では実施が困難な事業については、国や県の予算を確保するための活動を進めなければなりません。

そのために、地域住民・経済界・関係団体や行政が連携しながら、整備促進期成同盟会などを通じて、活発に要望活動を行うことも欠かせません。

上伊那地域にとって一番重要な課題は、リニア関連道路の国道153号「伊駒アルプスロード」(駒ケ根市北ノ原~伊那市福島の11㎞)の整備促進(新設)です。

この路線は、リニアが開通する10年後までに整備することを目標としていますが、スケジュール的には非常に厳しいものがありますので、関係機関が連携した中で予定ルートにある地域住民の協力を得ながら、計画的に事業を進めなければなりません。

予定ルートには私の住む地域も含まれていますが、住民の合意形成を得るために、丁寧な説明を行っていく必要があります。

今年1月に伊那市西高遠地籍の斜面が崩壊し全面通行止めとなっていた国道361号は、新年度に国の予算を得て本格的な調査を行うことになりました。

十分な調査を行った上で、恒久的な安全を確保するための工事が行われるよう、地元議員として活動していきます。


県議会文教・企業委員会の初会議を開催(2)

4月18日(火)に、県議会文教・企業委員会の初会議が開催され、委員として出席しました。

会議では、担当部局から主要な施策について説明がありました(写真は企業局の説明)。

企業局では電気事業(16発電所)と水道事業(市町村への水道用水供給など)を行っています。

電気事業の主要な施策は、西天竜発電所(伊那市)の大規模改修(15億円)、県が管理するダムを活用した発電所の建設(3ダム)、春近発電所(伊那市)の大改修に向けた基本構想の策定などです。

このうち、春近発電所は三峰川総合開発により昭和33年に建設されたものですが、民間活力を導入して事業を実施する方法(PFI)が検討されます。

水道事業の主要な施策は、基幹管路の耐震化、基幹施設(浄水場など)の耐震化、有収率の向上などです。

電気事業・水道事業とも毎年度黒字を出しており、健全経営が維持されています。


県議会文教・企業委員会の初会議を開催(1)

4月18日(火)に、県議会文教・企業委員会の初会議が開催され、委員として出席しました。

会議では、担当部局から課題や主要な施策について説明がありました(写真は教育委員会の説明)。

教育委員会の主要な課題や施策は、教員の非違行為(違法行為)の根絶、学びの改革、困難を抱える子供への支援(スクールカウンセラー・ソーシャルワーカーなど)、「信州学」の推進、県立武道館の建設などです。

このうち学びの改革は、新たな社会を創造する力を育成するため、

①主体的・対話的で深い学びを推進、

②社会へ参画する力を育む教育、

③新たな教育を支える環境づくり(情報教育など)、

④高校再編の推進

が主なものです。

④の高校再編は、少子化に対応した適正規模(適正学級数)を確保するため、都市部校と中山間地校に分けて新たな基準のもとで、統合・廃止・存続などを行うものです。

上伊那地方も例外なく再編をせざるを得ないと思いますが、あくまでも子ども達の学びの環境を向上するという意識を持って、再編について議論すべきと考えます。