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上伊那広域連合のごみ焼却施設

上伊那広域連合の新しいごみ中間処理施設(焼却施設)の建設工事が、順調に進んでいます(写真)。

この施設は上伊那にある老朽化した3つの施設を統合して、新しい施設を伊那市富県地籍に建設するものです。

工事期間は平成28年2月から平成31年3月、工事費は159億円で、神鋼・ヤマウラ共同企業体(神戸市)が施工しています。

敷地に隣接して三峰川が流れており、地元の皆さんは洪水時に堤防から水が溢れることを心配していましたが、写真のように堤防の補強工事も国交省により実施され、心配がなくなりました。

私は上伊那広域連合の助役として、また伊那市の副市長として建設候補地の選定や建設合意に向けた地元折衝などに、長く従事させていただき、色々な苦労もありました。

先日現場を見学しましたが、休日にも拘わらず大勢の作業員の皆さんが忙しく働いていました(写真は、工事用の巨大なクレーンが2基稼働)。

そんな光景を見て、過去の苦労を思い出しましたが、事故もなく無事工事が進むことを祈ります。


高校・関東同窓会の総会開催

7月8日(土)に、都内で伊那北高校関東同窓会(井口武雄会長)の総会が開催され、同窓会長として出席しました。

総会には160名程の会員が出席し、総会後のイベントと懇親会は盛大でした。

当日の幹事は、昭和57年に高校を卒業した皆さんで、盛り沢山の楽しい企画をしていただきました。

イベントでは、地域医療を考えるパネルディスカッション、ピアノ演奏、琴伝流大正琴全国普及会の皆さんによる大正琴の演奏が行われました。

パネルディスカッションでは、昭和57年伊那北高校卒業の地方で働く医師4名の皆さんによる地域医療の課題や自身の活動内容などの報告と意見交換が行われました。

地域での医師確保の難しさや地域包括ケアシステムへの取り組み状況など、大変参考になる内容でした。

医師の確保については、地域で一定程度の医学部進学者の数を確保し、地域出身の医師が地域に定着してもらう対策を行うことが重要と考えます。


6月県議会の委員会で発言(3)

7月3日(月)から5日(水)までの3日間にわたり、県議会6月定例会の常任委員会が開催され、私は文教・企業委員会の委員として出席し、質問や提案をしました。

3回にわたり、主な内容を報告します。

最終回は、企業局関係の発言です。

○ 発電事業について

① 「西天竜発電所」(伊那市)の大規模改修について

・ 事業費10数億円で平成31年度にかけて実施する大きな事業であり、伊那地域の建設事業者にとっては工事に関わることにより、ビジネスチャンスになるとの期待がある。

Q 元請けは無理としても、何らかの形で地元業者が工事の施工に関わることができないか?

A 現在入札要領を検討中であり、具体的なことは明らかにできないが、地元業者は現場を熟知しているため、工事に関与できればよいと考えている。

② 「次世代に引き継ぐ信州のもりづくり支援事業」について

Q 地域貢献事業として実施しているが、具体的な事業内容は?

A 水力発電による利益の地域還元の一環として、平成27年度から32年度にかけて毎年度1千万円の規模で、水力発電を行うダムの上流の森林整備を行っている。森林税を充てる事業以外の奥山の整備を対象としている。

Q 水力発電に使うダムの水の上流部の森林を整備し、森林整備の効果として二酸化炭素を削減するとともに森林から豊かな水を供給し、その水からエネルギーを生み出すというサイクルはすばらしい仕組み。今後も長くこの事業を続けるよう提案する。(伊那市の高遠ダムの上流の森林も、この事業の対象となっている。)