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県議会が開会

9月25日(木)に、県議会9月定例会が開会しました。

25日には知事から議案が提出され、提案説明がありました。

知事は、提案説明の中で「賃上げ環境の整備と物価高騰等への対応、ガソリン価格の適正化等に向けた取り組み、長野県人権尊重の社会づくり条例(仮称)の検討、まつもと空港の更なる活性化、宿泊税導入に向けた取組、国スポ・全障スポの開催に向けた取組、持続可能な地域医療体制の構築、松本食肉施設の移転新設断念に係る対応、ツキノワグマ対策の抜本的強化、全国知事会長への就任など当面の課題や取組方針など」について説明しました。

議案は、総額74億6千万円余の一般会計補正予算案など35議案です。

一般会計補正予算案のうち主なものは、次のとおりです。

・ 賃上げ環境の整備・スタートアップ支援の強化

・ 医療供給体制の整備

・ 教育環境の整備

・ 県民生活の安全・安心の確保など

議案については、10月6日(月)から9日(木)に開催される各常任委員会で審議されます。私は環境・文教委員として議案の審議に参加し、質問や提案を行います。

会期は16日間で、10月10日(金)に閉会します。


商工会連合会との懇談会

9月5日(金)に、箕輪町で長野県商工会連合会上伊那支部と上伊那地域選出県会議員との懇談会「上伊那地域振興懇談会」が開催され出席しました。

上伊那7市町村(駒ケ根市を除く)にある各商工会からは、会長・副会長・事務局長が出席しました。また、オブザーバーとして上伊那地域振興局から局長等が出席しました。

懇談会では、各商工会から現状について報告があり、各県会議員は県政報告を行いました。また、上伊那地域振興局から上伊那地域の経済状況について説明がありました。

その後出席者で意見交換を行いました。意見交換では、国・県行政に対する要望などについて意見交換を行いました。

私は県政報告の中で、次のような発言をしました。

「県では、人口減少対策が最大の課題である。その中で、女性や若者が県外に流出し、県内に戻ってこない状況が続いており、女性や若者の定住対策が重要である。そのためには、雇用する企業(特に経営者)の意識改革が求められる。また、県内には優良企業が多いが、企業の若者への情報発信が十分ではない。特に、女性が働きやすい労働環境にあることが重要であるが、このことに関する企業からの情報発信が不十分である。女性が安心して、また生きがいをもって働ける環境にあることが伝わってこない。また、『女性や若者に選ばれる地域づくり』が求められるが、このためには特に『性別による役割分担意識の解消』を地域全体で取り組まなければならない。」


飯田建設事務所を監査

9月4日(木)に、県監査委員として柄澤監査委員と共に飯田建設事務所(飯田市)を監査しました。

私は、主に次の事項について質問をしました。

【建築課】

Q 建物建築確認申請に関する事務処理に関し、職員が建築主事の許可を得ずに建築主事の公印を勝手に押印し、申請者へ書類を渡すという事案が県内であった。今後絶対に繰り返してはいけないが、再発防止策は?

A 今回の事案を受け、公印は建築課長(建築主事)の席のカギがかかる引き出しに保管し、押印は課長が押印するシステムに変更している。

【関連事業課】

Q リニアの開通時期が先送りされた中で、リニア関連道路の整備を行っているが、各道路の完成目標の時期は?

A 全体の完成は現時点では明確にできないが、令和9年度には一部の供用開始を目指している。

【維持管理課】

Q1 県営球場のネーミングライツ(命名権。現在は綿半と契約)の契約期間が平成27年度~令和7年度となっているが、今後も継続して契約すべきではないか?

A1 令和8年度以降については、現在相手方を募集している。

Q2 「河畔林整備事業」は森林づくり県民税を活用しており、防災対策として重要な事業であるが、余りにも予算規模が小さい。森林づくり県民税の主管は林務部であるが、今後林務部と交渉して予算を増額すべきである。

 

書類監査終了後、3カ所の道路改良事業の現地調査を行いました。

① 国道153号飯田北改良(リニア関連。リニア長野県駅へのメイン道路)(写真。柄澤監査委員は公認会計士)

② 県道飯島飯田線・上飯田線改良(リニア関連。リニア長野県駅から中央道座光寺SICへのアクセス道路)

③ 県道市ノ沢山吹線改良(橋の架替)