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小さなお葬式

4月2日(水)に、伊那市内で母の葬儀を行いました。

母は99歳で亡くなりましたが、母の遺志により親族のみの式としました。

母は、私が県会議員をしていることもあり、一般的な葬儀となれば多くの方々に迷惑をかけることを大変気にしていました。また、こじんまりとした静かな葬儀を望んでいました。

式は、父と母の兄弟姉妹と私達子どもだけで行いました。参加者は10数名です。式に参列したいという方もいましたが、事情を説明し、理解をいただきました。一般の方からの香典、供物、供花、弔電も辞退しました。

このやり方に対する批判の声もありましたが、事前に十分なお知らせをし、式当日の混乱はありませんでした。

式の後は、精進落としをしました。少人数でしたので、皆で母との思い出話をするなど、なごやかな雰囲気の中で故人を送る会になりました。参加者からは、いいお葬式だったね、という声がありました。

10年後には、こうした小さなお葬式が一般的になると思います。しかし、地方都市で冠婚葬祭のやり方を変えることは、抵抗もあり中々難しいものです。


「たかずやの里」開所式

3月27日(木)に、伊那市東春近にある児童養護施設「たかずやの里」において小規模グループケアの開所式があり、地元県会議員として出席しました。

「たかずやの里」は、以前は伊那市富県の高烏谷山麓にありましたが、施設が老朽化し、また危険個所に設置されていたため、平成26年3月に現在地に移転改築されました。

これまでは定員8名のユニットが5棟設置されていましたが、生活単位を1ユニット当たり8人とする国の基準が6人以下へと変更になったことから、児童を収容しきれなくなり、ユニットの増築が必要となりました。

この度2ユニットを増設する工事が完成し、この日に完成式を迎えました。これまでの5つのユニットは定員が6名となり、新しい2ユニットは定員を4名としました。

新ユニットは木造平屋建てで、2棟の延床面積は305㎡、総事業費は1億3,674

万円です。木をふんだんに使用し、南向きのため暖かい日が差し込む造りとなっています。全室個室でプライバシーが確保されています。

私は祝辞で「ゆとりのある新たな施設で、子どもたちがのびのびと元気に暮らして欲しい。」と述べました。


監査委員に選任

3月14日(金)に県の監査委員に選任され、知事から人事通知書が渡されました。

これに先立ち、13日に議会本会議で知事から監査委員選任の議案が出され、議会の同意を得ました。

県の監査員は4人で、うち1人は県議会議員です。任期は4年ですが、議会選出の委員は1年です。

監査委員の業務は、県の財務や事業の監査です。長野県の場合、監査を行う日数は年間70日程度で、県庁や県の現地機関に出向いて行います。

私はこれまで伊那市職員29年、伊那市助役・副市長11年、県会議員10年の合計50年間にわたり行政に携わってきましたので、この経験を生かして、しっかり監査をしていきます。

議員としての活動は多忙であり、これに加えて監査委員としての活動もあることから、多忙を極めると思いますが、健康に留意しながら頑張りたいと思います。