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県の予算・施策に係る勉強会開催

8月26日(月)・27日(火)の両日、県庁で自民党県議団政調会主催による県の予算や施策に係る勉強会が開催され、会員として参加しました。

毎年度知事に対して県予算や県の施策に関して要望書を提出していますが、要望書を作成するための情報を収集するため、この勉強会を開催したものです。

県の主要事業について、各課の課長等から予算編成の考え方や施策推進に関する方針を聞き、意見交換を行いました。

今後約2か月をかけて政調会で要望書案の内容を検討し、自民党県議団の協議を経て、11月中には県知事に要望書を提出します。

県では、この要望書を受けて新年度の予算や施策に反映していきます。


県議会委員会の現地調査(その2)

6日は、ワイン工房(坂城町)、県営米子採種園・採穂園(須坂市)、県農業試験場(果樹試験場、作物部・育種部の2カ所)、長野合同庁舎です。

【県営米子採種園・採穂園】

・ 現在花粉症で悩む人が多く、その主な原因としてスギの花粉がある。

・ 花粉の飛散量が少ない修正のクマスギを活用して、今後クマスギを植樹していけば、花粉症対策に大きな効果が出ると予測されている。

・ そこで、この圃場ではクマスギのうち、特に花粉飛散が少ない優良個体を育成して種を採り苗木を生産する方法と、優良個体の穂を採取して挿し木により苗木を生産する方法を進めている(花粉量の多い個体と少ない個体が混在する圃場にある苗木は、花粉の少ない苗木にはならない)(写真は、種を採取する幼木)。

・ この圃場では、種は令和7年から採取が可能であり、苗木は令和9年から供給が可能となる予定。

・ ただし、クマスギは木材としては他のスギに比べて市場価格が安いため、販路拡大が課題となっている。


県議会委員会の現地調査(その1)

8月5日(月)・6日(火)の2日にわたり県議会農政・林務委員会の県内調査が実施され、委員として参加しました。

今回は、中信・北信地域の委員会に関係する現地機関や事業の調査を行いました。調査の主な内容を2回に分けて報告します。

 

5日は、大町合同庁舎、高瀬川沿岸水利施設(大町市)、森林環境保全整備事業(大町市)、ワイン工房2社(千曲市)です。

大町合同庁舎では、北アルプス広域連合、大北農協から陳情を受けました。

【北アルプス広域連合】

・ 農業振興に関しては、水田の水張りルールなどについて陳情がありました。

・ 林業・森林関係では、北アルプス森林組合における補助金等返還計画、森林づくり県民税、野性鳥獣害対策などについて陳情がありました。

・ このうち、北アルプス森林組合における補助金等返還計画については、過去の補助金不適正受給に関する補助金返還計画がありますが、組合の現状の財務状況では計画通りの返還が厳しいため、返還計画の見直しを県で検討して欲しいというものです。

・ 私はこの件について発言し、「この件については、県議会の6月の委員会では検討資料が出されていないため、9月議会に検討が持ち越されている。財務状況や返還計画の見直しに関する詳細な資料を組合から県に出してもらい、資料を精査の上で県議会としてもどう対応すべきか検討したい。」と述べました。