辰野町在住の税理士村上資昌さんが、昨年秋の叙勲で瑞宝小受章（税務行政事務功労）を受章され、この度受章祝賀会が開催され、私は行政関係者として出席しました。

村上さんは高校卒業後、関東国税局に採用され以後税務畑一筋に歩かれ、平成１５年に関東信越国税局徴収部長を最後に退職され、退職後は税理士事務所を開かれました。

平成１８年には伊那市の徴収対策相談員に委嘱され、現在は顧問を務めておられます。

私は伊那市の副市長時代、徴収対策チームのリーダーを務めておりましたが、村上さんには、大変お世話になりました。

チーム発足時には、市の税金などの未収金は１７億円もありましたが、現在は３分の１程度と大幅に減少しています。

市の収入率は、現在では県下でもトップクラスになりました。

これも、村上さんの適切な指導と職員の大変な努力の結果であり、村上さんには大変感謝しています。

村上さんの徴収哲学は、「払えるのに払わない悪意の人は絶対に許さない。払いたくても払えない人には温かく。」というもので、すばらしい哲学が市職員を動かしました。

国民の重要な義務の一つに税金の納付があります。

多くの皆さんは、大変苦しい生活の中で、真面目に税金を納付しています。

権利を主張する前に、まずは義務を実行して欲しいと考えます。