南信州地域振興局を監査

9月3日(水)に、4名の監査委員全員で南信州地域振興局(飯田市)の監査を行いました。

監査では、最初に局長から管内の業務の概要について総括説明を受け、その後各課の業務について監査を行いました。

私は、主に次の事項について質問をしました。

【リニア・企画振興課】

Q 「リニアバレー構想を実現するための取組の推進」のうち、「リニア長野県駅を起点とした広域2次交通」の検討について、まとめ役が県庁交通政策局なのか、県庁リニア整備推進局なのか、あるいは地域振興局なのか明確でなく、このために責任ある検討が進んでない。県全体として役割分担を明確にし、検討を進めるべきである。

Q 「元気づくり支援金」について、市町村が事業主体になる事業が多いが(全体の36%)、本来市町村の財源で行うべきである。(例:高木村の「高木村発足150周年記念事業」、下条村の「コスモホール竣工20周年記念公演事業」など)

 

【農地整備課】

Q 棚田は地域資源として、また観光資源として保存していかなければならないが、すべてを保存することは不可能であり、保全できない棚田の今後の方向性を明確にすべきである。

 

書類監査終了後、3カ所の工事施工箇所の現地調査を行いました。調査箇所は、治山事業(写真。青木監査委員と)、ため池防災事業、中山間地総合整備事業です。