(4)県立病院への財政支援
Q1 県立病院の安定的な経営のために、総務省の定めた「繰出基準」(負担の基準)に基づく運営費負担金により最大限支援していく必要があるが、県の財政支援の方針は?
A1(健康福祉部長)
医療を取り巻く環境が年々厳しくなる中、地域医療を支える県立の5病院おいて不採算部門の医療提供を行うためには、これまで以上の財政支援が必要。来年度の運営費負担金は55億1千万円から63億円への増額を行う。
(5)県立こども病院
Q 県立こども病院は、建設から30年余りが経過して施設が老朽化し、また機能面で改善又は充実すべき様々な課題を抱えていることから、長期的な視野に立って建替えを検討すべき時期に来ていると考えるが、今後の方針は?
А(知事)
今後の施設の在り方について検討を始めなければいけない時期に来ている。検討に当たっては、将来に向けた病院の位置づけを明確にし、同時に病院の規模や必要な医療機能を考えていくことが必要。県としては来年度、今後の人口減少や医療資源の減少を見据えて、全県的な小児周産期医療提供体制の検討を行う。その検討結果を踏まえて、こども病院の施設の在り方については病院機構と一緒に検討を進めていく。