県議会委員会の現地調査(その2)

6日は、ワイン工房(坂城町)、県営米子採種園・採穂園(須坂市)、県農業試験場(果樹試験場、作物部・育種部の2カ所)、長野合同庁舎です。

【県営米子採種園・採穂園】

・ 現在花粉症で悩む人が多く、その主な原因としてスギの花粉がある。

・ 花粉の飛散量が少ない修正のクマスギを活用して、今後クマスギを植樹していけば、花粉症対策に大きな効果が出ると予測されている。

・ そこで、この圃場ではクマスギのうち、特に花粉飛散が少ない優良個体を育成して種を採り苗木を生産する方法と、優良個体の穂を採取して挿し木により苗木を生産する方法を進めている(花粉量の多い個体と少ない個体が混在する圃場にある苗木は、花粉の少ない苗木にはならない)(写真は、種を採取する幼木)。

・ この圃場では、種は令和7年から採取が可能であり、苗木は令和9年から供給が可能となる予定。

・ ただし、クマスギは木材としては他のスギに比べて市場価格が安いため、販路拡大が課題となっている。