6月17日(月)に、伊那商工会館で伊那商工会議所主催による外国人採用セミナーが開催され、会議所顧問として参加しました。
人口減少に伴う労働力不足が深刻になっており、企業においては人材の確保が急務となっています。
国では、「技能実習」に代わる外国人受け入れの新たな制度として「育成就労」を創設します。そのため、入管難民法や技能実習適正化法の改正案を国会に提出しており、14日の参議院本会議で可決成立しました。
途上国に技術を伝える国際貢献を掲げて、技能実習制度を創設しましたが、劣悪な就労環境や人権侵害が問題となっているため、今回制度を改正します。今回の改正は、人材の育成と確保を目的に、長期就労や職場の変更も可能となります。
当日は会議所管内の企業から70人が参加し、熱心に聴講していました。
セミナーでは制度の開設や実際に外国から採用する手法などについて、詳細な説明がありました。この中で、フィリピンの人を雇用する優位性や信頼性などがあげられました。フィリピンでは国をあげて人材を世界に供給しており、そのために移民労働省という国家組織があります。