県議会2月定例会で一般質問に立ちました。内容の概要を7回にわたり報告します。
Ⅰ ヤングケアラーへの支援(1)
1 ヤングケアラーへの支援
Q ヤングケアラーに対して、県として今後どのように支援していくのか?
A(知事)
育ちや学びを支えるべく、市町村・学校等とも一体となって支援していく。今年度から、ヤングケアラー専用相談窓口の開設、地域の支援体制の構築を後押しするコーディネーターの配置、行政・教育・福祉機関の連携・促進のための研修会の開催、一般県民の認知度を上げるためのシンポジウムの開催等に取り組んでいる。今後も子どもと接することの多い教員向けの研修や、全ての市町村における支援体制の構築への支援等に取り組んでいく。
※「ヤングケアラー」=大人が担うような家事や家族の世話を日常的に行うことで、負担を抱える子ども
2 実態調査
Q 支援を行うには、まずは実態を把握する必要があるが、県内で実態調査を行っている市町村数は、現状では13の市・村に留まる。市町村に対し早急に調査を実施するよう、県として要請することを提案するが?
A(知事)
調査は、学校あるいは福祉関係機関を通じて実施するなどの方法があるが、市町村と問題意識と方向性を共有しながら取り組む。市町村と課題や問題意識を共有する場があるので、市町村と県とが一緒になって取り組み、県全体でヤングケアラーの実態把握を進める。
※ 提案により、市町村が早急に調査を実施するよう、県として要請することが確認できました。