Ⅲ 県職員の人事制度について
1 女性職員の登用について
・ 管理職の女性職員は増加してきているものの、全国に比べればまだ少ない状況であることから、課長補佐や係長クラスへの昇格時などにおける計画的な人事を行っていく必要がある。
・ 一方、管理職への昇格を望まない女性職員が相当数あることから、多くの女性職員が管理職を選択肢としたくなるように、必要な環境整備を行わなければならない。
Q1 平成28年策定の「女性職員活躍推進計画」の策定時のアンケートと現状を比較して、「管理職への昇進を望まない職員」が減ったか? 「管理職への昇進を望まない理由」に変化があったか?
A1(総務部長)
計画策定時と本年3月のアンケート結果を比較すると、「目指したい役職として課長級以上の管理職を回答した女性職員」は4%増加して17%となった。「管理職への昇進を望まない女性職員」は若干減少した。「管理職への昇進を望まない理由」については、計画策定時と変わらず「適正や能力が不足しているため」との回答が最多であり、職員一人ひとりの能力開発に向けた取組が課題。
Q2 これまでの女性職員の管理職登用に係る取組をどう評価し、その上で今後どのように登用を進めていく方針か?
A2(知事)
知事に就任した10年前と比べて、管理職は大幅に増加。しかし本県の女性の管理職比率は、他の都道府県と比べて低い。現在検討中の新たな「男女共同参画計画」では、係長級以上全ての職において登用目標を設けて段階的・計画的に登用を進めていく。今後、企画・調整部門への配置や、他団体への派遣等によるキャリア開発の支援など多様な成長機会を付与すること、また家庭生活との両立を可能とする働き方の改革を一体的に進める。
※ 知事の答弁は女性の登用を進めようとする姿勢が示されており、短期的には無理としても、将来的には多くの女性管理職が誕生することが期待できます。