2月22日(金)に、県議会2月定例会で知事等に対して一般質問を行いましたので、その概要を数回に分けて報告します。
第5回目は「がん対策について(その2)」の概要です。
3 がん医療の充実について
Q1 「がん診療連携拠点病院」における「がん相談支援センター」がより親切で適切な相談ができる機関となるよう、今後どのような対策を進めていくのか?
A(健康福祉部長)
「がん相談支援センター」は県内11の「がん診療連携拠点病院」等に設置され、専門の相談員ががんの治療や検査、副作用や後遺症、精神的苦痛などについて相談を受けている。多岐にわたる相談内容に親切で適切に対応するため、相談実務者会議や研修会等を通じて相談員の対応の向上を図る。
Q2 がん医療においては歯科医療との連携が重要であるが、更なる連携を図るために、今後具体的にどのような対策を進めていくのか?
A(健康福祉部長)
「がん診療連携拠点病院」の医師や歯科医師等が参画する「長野県がん診療医科・歯科連携事業運営協議会」において、連携事例の情報共有や口腔機能の維持向上に向けた多職種連携研修会が開催されている。今後も医科・歯科連携の取り組みを進める。
Q3 信州大学医学部と㈱イナリサーチの連携によるがんの「免疫療法」の実用化に向けた研究は、「信州発」の新たながん治療法の開発として注目されているが、こうした産学連携のがん治療法の開発を、県として支援すべきと考えるが?
A(知事)
イナリサーチには遺伝子細胞治療研究開発センター(仮称)が整備され、オープンラボとして他の研究機関等が活用できる。同様の研究を計画する機関や企業の利用、また他の企業等からの業務の受託も期待されており、今後とも必要な支援を行う。