議会運営委員会が県外調査を実施(2)

県議会・議会運営委員会の県外調査が7月12日(木)13日(金)の両日に実施され、委員として参加しました。

今回は、北海道大学公共政策大学院と北海道議会を調査しましたので、その主な内容を2回に分けてお知らせします。

2回目は、北海道議会です。

① 北海道庁舎

・ 北海道庁舎は、駅から歩いてすぐの場所にあります。

・ 旧庁舎は明治21年に建築されたレンガ造りの西洋館で、国の重要文化財に指定されています(写真は議会棟側(背面)から撮影したもの)。

・ 現在は庁舎としての機能は無く、道立公文書館として利用されています。

・ 議会庁舎(本庁舎の別棟)は耐震化されていないため、現在新築工事を行っています。

② 札幌大学との包括連携

・ 政策提言を行うなど議会を活性化し、様々な地域課題に対応するため、知的資源が集積する道内の大学と相互連携を行うことになり、目的が一致した札幌大学と包括連携協定を2016年度に締結しました。

・ 連携の内容は3項目あります。

ア 議会の政策形成・調査=議員研修会・議会委員会などへの講師の派遣

イ 大学の人材育成・教育の充実=議員と学生の意見交換会の実施、学生の議会傍聴、学生のインターンシップ

ウ その他=共同研究、大学図書館と議会図書室との交流

③ 札幌大学の地域連携

・ 同大学は地域に根差した大学として、道内の各市町村から首長を招き、学生や住民を対象とした「北海道市町村長リレー講座」を平成18年度から開催しています。

・ また、美唄市、厚真町、新得町など道内の自治体との連携事業も積極的に実施しています。

・ 同大学は、これまで道内各地域とのつながりを持ちながら教育活動を展開してきたことから、連携に熱心な道議会と連携協定を締結しました。

長野県議会では、今年度から新たな取組として、大学生の議会傍聴や議員と学生の意見交換会を実施しますが、今回の道議会の調査内容は県議会の活動に大変参考になると思います。