4月23日(月)に、伊那市中央区の伊那公園内にある「上伊那招魂社」で戦没者の慰霊祭(招魂社例大祭)があり、地元県会議員として参加しました。
伊那公園は桜の名所で、慰霊祭の頃には桜が満開になりますが、今年は桜が散り終わった中での開催となりました(写真は社殿)。
上伊那招魂社は今から110年前の明治40年に、日清・日露の戦争で亡くなられた方々の英霊を祀るために建立されました。
その後太平洋戦争で亡くなられた方々も含め、現在では5800柱の英霊が祀られており、慰霊祭は毎年開催されています。
慰霊祭には、上伊那郡市内の遺族会や社会福祉協議会の皆さんなどが大勢参加されています。
関係の皆さんの大変なご苦労があり、 慰霊祭が実施されていると思いますが、こうして毎年実施することが戦争のない平和な社会の実現につながると思います。
最近自衛隊に対するシビリアンコントロール(文民統制)ができているのか疑問視する意見もあり、自衛隊を政府がコントロールできずに、国民が知らないところで軍事的な行動が執られるようになるとすれば、大変恐ろしいことです。
また、北朝鮮からの脅威に対して軍事的な対抗手段をとるべきとする議論も出されていますが、あくまでも外交交渉によって問題を解決する努力が必要と考えます。
「国のため」と言われ戦争で尊い命を亡くされた方々を思い、二度と戦争をしないことを誓うこの慰霊祭の意義は大きいと考えます。
私は、毎年この慰霊祭に参加し、非核平和の実現のために努力することを心に誓っています。