11月議会定例会で一般質問(1)

11月30日(木)に一般質問に立ち、知事などに質問や提案を行いました。今回は、「三峰川総合開発事業」と「国民健康保険」の2項目です。質問の内容を複数回に分けて報告します。

第1回は、「三峰川総合開発事業」についてです。

1 県営「春近発電所」の大規模改修について(その1)

・ 県営「春近発電所」(伊那市東春近)は「三峰川総合開発事業」の一環として建設され、昭和33年に発電を開始したが、約60年が経過して老朽化が進んでおり、大規模改修が必要となっている。

・ 企業局では、発電所改修に要する費用負担を軽減し地域経済の活性化を図るため、PFI(民間資金を活用して社会資本を整備する方法)の活用を検討しており、内閣府が実施した調査によれば、「PFIを活用する可能性を有する」との結果が得られた。今年度は、PFI活用の判断のための基本構想を策定する。

・ 私は、県政の課題である南北格差を是正し、本県の均衡ある経済発展を実現するためにも、PFIの活用が有効と考える。

Q1 PFIを採用した場合、工事及び施設の維持管理における地元事業者の活用は確実に担保されるのか?

A(公営企業管理者)

民間事業者がPFI事業に参画する場合、関連事業者等が共同で特別事業目的会社を設立することから、例えば特別事業目的会社への地元事業者の参画を入札条件とすることなどが考えられる。地元事業者が最大限活用されるよう、基本構想で入札条件のあり方を位置付ける。