国道153号「伊那バイパス」の地元要望

8月21日(月)に、私の事務所で国道153号伊那バイパス(伊那市福島~美篶青島)に関する地元要望がありました。

伊那バイパスは、現在伊那市内の北から南に向かって工事を進めています。工事の完了は、リニア中央新幹線が開通する10年後を目標にしています。

当日は、バイパスのルート上に位置する美篶青島地区の地元対策委員会役員・青島区長・地元美篶地区選出の市会議員から事業の課題や要望をお聞きし、意見交換を行いました。

ルートの予定線は、東西に細長く集落が広がる青島区のほぼ中央を南北に通過します。

地域では、道路開設により地区が分断され地域住民の利便性が低下すること、ルートは盛土区間が長いため車両の往来が困難になることなどを問題視しており、設計を盛土でなく高架構造に変更することを要望しています。

対策委員会では昨年10月に伊那建設事務所長あて要望書を提出しましたが、その後これに対する回答がないことに不満や不安が広がっています。

9月中旬には、建設事務所が地元に対して要望書に対する考え方を説明する予定であり、当面はこの説明を待つことになります。

大規模な道路を開設する場合、総論としては賛成であっても、個々の地区や住民にとっては様々な意見が出されることがあります。

こうしたことから、建設事業の主体は常に情報を公開し、地元の皆さんと信頼関係を築きながら、丁寧な説明を行うことが求められています。

私も、県会議員として地元の皆さんの声を聴きながら、事業がスムーズに進むよう努めていきます。