7月27日(木)・28日(金)の2日間にわたり、県議会文教・企業委員会の現地調査が行われ、委員として参加しました。
今回は、東北信地域の県現地機関や委員会関連の事業実施箇所などを調査しました。
事業実施箇所の概要について、5回に分けて報告します。
最終回は、長野市にある「奥裾花第2発電所」(愛称は「水芭蕉発電所」)です。
平成28年度に、長野県企業局が10億円余を投じて建設したものです。
この発電所は、奥裾花川にある奥裾花ダムに設置したもので、既存の「奥裾花発電所」の導水路から分水して発電しています。
発電した電力は、電力会社を経由して、東京都世田谷区の保育園や都会地の企業などに売電しています。
売電による販売利益(20年間で13億円の利益を見込む)の一部は、子どもの未来支援や省エネルギー支援などに充てるため、県の一般会計に繰り入れています。
私の地元にも「高遠さくら発電所」(伊那市高遠町)が平成28年度に建設されましたが、長野県の強みである豊富な水を使ってエネルギーを生みだす事業であり、これからも可能な地域には発電所を設置すべきと考えます。