7月29日(土)に、伊那市高遠町地区で県政報告会を開催しました(写真)。
当日は、議員としての活動内容や普段考えていることなどを報告し、参加者と意見交換を行いました。
主な意見交換の内容は、次のとおりです。
① 森林整備について
Q 県では大北森林組合の補助金不正受給問題が発生し林務行政への不信感が強いが、今年度に課税期間(5年)が終了する森林税について、県議の考え方は?
A(酒井) 伊那市内の各地区では、森林整備に熱心に取り組んでいるが、森林税を財源とする県の補助金の予算配当が少なく、また森林税事業の採択条件が厳しくて補助金の使い勝手が悪いため、森林整備が思うように進んでいない。また、九州北部の豪雨災害を見ても森林整備の重要性が認識されており、県では防災対策を含めた整備を緊急に実施すべき森林が多いため、森林税は継続すべきと考える。
② 松くい虫対策について
Q 松くい虫被害が拡大しているが、どう対応すべきか?
A 伊那市は松茸の産地でもあるので、森林税を使って松の伐倒や間伐などを早急かつ積極的に進めるべき。
③ 高遠町総合支所の改築について
Q 総合支所の耐震化がされていないため、当面高遠町保健センターに総合支所機能を移すことを市から提案され、地域としては賛成することはできないが、どう対応すべきか?
A 伊那市の助役として3市町村の合併協議に関わったが、高遠町地域の保健・福祉に関するサービスと職員体制は、合併前のままとすることが合意されており、永久に保健センターに総合支所機能を移すことは、地域としては賛成できないと考える。将来の総合支所のあり方について市の考えを聞いたうえで、地域全体として総合的に判断すべきと考える。