県議会11月定例会が開催されましたが、私は12月2日(金)に一般質問を行い知事等に質問や提案を行いました。
今回は、「県の現地機関の見直し」と「県立農業大学校」の2項目についての質問です。
その概要を数回に分けて報告します。
5回目は、農業大学校についての質問です。
○ 農業大学校の入学生の確保等について
・ 改革の目玉として、「総合農学科」に「企業的経営者を養成する」2年制の「実践経営者コース」を平成26年度に新設したが、入学者数は大きく定員割れしている。
・ 「総合農学科」のもう一つの2年制の学科である「農業経営コース」は、「農業・農村におけるリーダーを養成する」ことを目的とした学科であるが、卒業生の就農者の割合は20%と低迷している。
Q 「総合農学科」の「実践経営者コース」について、志願者・入学者が少ない状況をどう捉え、今後どう対応していくのか、また「農業経営コース」の卒業生の就農率が低い状況をどう捉え、今後どう対応していくのか?
A(農政部長)
・ 実践経営者コースが少ないのは、第1期生が本年就農したばかりのため農業を志す若者へのアピール不足が大きな要因。今後は、卒業生が活躍している状況やコースの特長など、様々な機会を活用して積極的にPRを行い、志願者が増加するよう努める。
・ 農業経営者コースの就農率が低い状況は、高校の新卒者が多く、就農を志す学生のほか農業に興味を持ちながら別の進路を選ぶ学生など、様々な学生がいるため。
・ 改革の中で、教員による就農に向けての意識づけを強める指導などを行っていることから、学生の就農意欲の向上が最近見られるようになっているので、今後一層の学習指導の充実に努め就農率の向上を図る。