10月31日(月)から11月2日(水)までの3日間にわたり、県議会危機管理・建設員会の調査が行われ、副委員長として参加しました。
今回は、九州地方の災害関連の施設などを調査しました。
調査内容について、4回に分けて報告します。
第1回目は、長崎市にある長崎大学の「インフラ長寿命化センター」です(写真はセンター長の説明の様子)。
インフラ長寿命化センターを設置している大学は稀ですが、このセンターでは道路等のインフラの長寿命化の研究を主に研究しています。
そして事業の1つとして、道路の維持管理に携わる人材「道守」を育成しています。
「道守」には、「道守補助員」「道守補」「特定道守」「道守」という4つのランクがあり、それぞれ講義や実習、資格試験を経て資格が与えられます。「道守」は「「技術士」相当の資格です。
これまで市町村などでは道路や橋の点検作業は、資格者を持つ専門業者に委託していましたが、業者数が限られており点検に多くの時間を要していました。
「道守」に委託すれば安価で多くの施設の点検がスピーディーに行うことが可能となり、市町村には大きなメリットがありますので、長野県でもこの資格者の養成を検討する価値は大きいと考えます。