9月11日(日)~13日(火)の3日間にわたり、自民党県議団・政調会の現地調査が行われ参加しました。
今回は、北海道の施設などを調査しました。調査内容について、2回に分けて報告します。
第1回目は、苫小牧市内の調査です。
● 苫小牧市美術博物館
(写真は館長から説明を受ける参加者)
市に美術館を建設する要望が高まり、平成25年に建設しました。美術館を単独で建設するのではなく、既存の博物館に併設する形で建設しました。
併設したため、来場者に見学の選択肢が広がり、相乗効果が発揮されているそうです。
美術館を単独で建設しているケースが多い中で、併設した苫小牧市の考え方には共鳴するものがあります。
● 樽前山(たるまえさん)火山砂防事業(樽前山は活火山)
融雪型の火山泥流や降灰後の降雨による土石流を堰き止めるため、砂防堰堤が国交省により建設されています(写真)。
工法は、対象が活火山であることや、ゆるやかな地形などを考慮し、鋼矢板を組み合わせて円柱を作り、中に土砂を詰め込み、表面をコンクリートで蓋をしたセルを複数基横に並べるものです。
国内では大変珍しい工法で、長野県のような急峻な地形では、火山砂防事業には適しないものです。