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県議会砂防研究会が国要望と研修会を開催

11月21日(木)に、東京千代田区の全国町村会館で県議会砂防事業促進研究会主催による国交省への要望活動と研修会が開催され、委員として参加しました。

この研究会は自民党所属県会議員で構成されており、毎定例議会毎の勉強会や中央陳情、知事要望活動などを行なっています。

まず、服部会長から国交省水管理・国土保全局砂防部長の草野慎一氏(元天竜川上流河川事務所長)(写真)に要望書を渡しました。

内容は、6年度の補正予算と7年度当初予算において、「防災減災国土強靭化のための5か年加速化対策」に係る予算を含め、土砂災害対策を強力に推進するための必要な措置を講じること、「国土強靭化実施中期計画」を早期に策定し、必要な予算と財源を通常予算とは別枠で確保することの2項目です。

また、草野氏に講演をしていただきました。内容は、能登半島地震の概要と国の対応状況、9月20日からの能登を襲った大雨による土砂災害の状況と国の対応状況、全国の砂防対策の概要、7年度の予算概算要求の内容、流域総合水管理時代の砂防事業の内容などです。

その後、参加者で意見交換を行いました。

翌日、私は県東京事務所を訪問し、所長から現状の事務所の活動内容について説明を受けました。また、人口減少対策や企業誘致施策などについて意見交換を行いました。


国道153号の要望活動

11月19日(火)に、県庁で「国道153号改良期成同盟会」による県への要望活動があり、地元県会議員として同席しました。

この同盟会は、沿線市町村(上伊那・下伊那・塩尻市)で構成されています。

伊那市関係では、「伊駒アルプスロード」(国権限代行施工。西春近~美篶青島)、「伊那バイパス」(県施工。福島~美篶青島)の事業促進を要望しました。

要望に対して、県建設部長からは次のような回答がありました。

  •  「伊駒アルプスロード」

まずは天竜川渡河部(西春近~東春近、橋梁を新設)を優先的に施工する。道路に接続する県道車屋大久保線(東春近田原)と国道153号の現道から伊駒アルプスロード新設部分に繋がる道路(西春近)の整備を並行して施工する。

  •  「伊那バイパス」

一部地域で工事の施工が中断しているが、これは道路の排水計画について関係地域に説明しているためで、地域の理解が得られれば設計に着手する。

 

「伊那バイパス」については、何故工事が中断しているのかを関係地区に説明して来なかったため、不安が広がっています。道路排水については、本来は工事着手前に地域に説明して計画を立てるべきでしたが、手続きが間違っていたと考えます。土地改良区は、道路排水を土地改良区の管理水路には放流することは認めていません。早急に説明し、理解を得ることが欠かせません。

私は地元県会議員として同盟会の要望事項の実現のために、引き続き活動をしていきます。