4月13日(土)に、県伊那文化会館で伊那北高校「薫が丘クロスペンアカデミー」(同窓会・PTAで組織)主催による講演会が開催され、同会理事長・高校同窓会長として出席しました(写真は開講式であいさつ)。
クロスペンアカデミーは、土曜日が休校になったことを機会に、生徒の学習支援を行うことを目的に設置されました。
事業の一環として全校対象の講演会を毎年開催しています。各界で活躍している人に依頼して講演をお願いしています。
今年の講師は伊那北高校の卒業生(平成15年卒業)で、現在㈱まちづくり小浜(福井県小浜市)の代表取締役である御子柴北斗氏です。
氏は、高校卒業後京都大学に進学し大学院を修了した後に、農林水産省に就職され、その後小浜市役所への出向(農林水産課長)を経て農水省に戻りましたが、同省を退職して小浜市内に移住しました。
氏は、市のもつ歴史・文化・産業などの魅力にひかれて移住を決断しました。そして、活用されていない様々な資源や空き家などを活用して市を活性化しようと、会社を立ち上げて現在に至っています。
会社では観光業を柱に据え、道の駅・レストラン・宿泊施設の運営、観光商品の開発などを行っています。会社の売り上げは年々増加しており、市内への観光客も増加して、観光客でにぎわうようになっています。
氏は、「自分の住む地域の良さや地域資源に気づかない。ある資源を活用したり付加価値を付けたり、ストーリー性を持たせることで、活性化につなげることができる。」と話しておられました。