8月17日(木)に、伊那市内で国道153号「伊駒アルプスロード」の中心杭打ち式が実施され、地元県会議員として出席しました。
今年度から用地買収など事業が本格化するのを受けて、期成同盟会と国交省飯田国道工事事務所の共催で、中心杭打ち式(道路の基準となる杭を打つデモンストレーション)が実施されました。
国道153号の駒ケ根市から伊那市の区間では、朝夕の通勤時間帯に渋滞が発生し、物流や救急活動に支障をきたしています。
また、中央自動車道は積雪、土砂災害、事故等により、毎年のように通行止めが発生しています。
更に、リニア長野県駅の開業を受けて、リニア効果を広域的に波及するため、南北方向の交通アクセスの強化が課題です。
こうした課題を解決するため、153号の伊南バイパス(開通済)と伊那バイパス(県事業で実施中)を結ぶバイパス(駒ケ根市北の原~伊那市美篶青島)を整備します。2020年には国の権限代行により事業着手されました。
総延長は11.6㎞、4車線で整備し、総事業費は620億円を予定しています。
事業は5工区に分けて実施されますが、第3工区(西春近下牧~東春近下殿島)を先行区間として実施し、天竜川に橋を架けます。下殿島では、県道車屋大久保線と交差します。
今年度は、2億8千万円の予算で用地や物件調査を行い、用地の一部買収を行います。
今後は、事業の早期進捗を図らなければなりませんが、地元県会議員として予算の確保などのために活動していきます。