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県政報告会を開催

 

12月22日(水)に、後援会女性部の県政報告会を開催しました。

会では、まず私から今年1年の議員活動の内容とその成果などについて報告しました。

その後、参加された皆さんと意見交換を行いました。

意見や質問の主なものは、次のとおりです。

① 11月に初めて議会一般質問を傍聴したが、県政が大変身近に感じられた。県議会は住民に身近な課題を真剣に議論していることが理解できた。より多くの皆さんが傍聴を行うべきと考える。

② 子どもの貧困や孤独が社会問題になっているが、身近にそうした現実があることが認識できない。➡(酒井)中々見えにくいが、私たちの周りには困っている家族や子どもが相当数ある。

③ 子どもに対する食事提供や子ども食堂のサービスが行われているが、本当に困っている家庭などに支援がなされているのか?➡(酒井)一人親家庭を中心に食事に困っている家庭がある。伊那市では「カレー大作戦」という事業で困っている家庭(親子)にカレーを提供しているが、実態としては困っていない家庭やその子供も会場に来るため、途中で品切れになってしまい、本当にカレーを待っている家庭まで配布できていない。何か工夫をしないといけないと考える。

④ 困っている家庭とそうでない家庭を分けて対応すると、逆に差別を生む可能性があるため、慎重な対応が必要ではないか?➡(酒井)貧困などが原因で、放課後の学習支援を行う必要のある子どもがあるが、家庭の経済状況等で学習機会の可否を分けてしまうと、これが差別を生むという課題がある。食事提供と同様に、工夫が必要である。

⑤ 児童虐待に対して、行政は対応できているのか?➡(酒井)近年は虐待が増えているが、市町村・児童相談所・学校・警察などが連携して対応している。伊那市は児童相談所の事務所の所在地から遠いため、関係者が苦労しているし対応が十分でない面もある。児童相談所の駐在員を伊那市に置くなどの改善が必要である。

⑥ コロナ対策で18歳以下の子供のある家庭に10万円が給付されるが、本当に困っている家庭に配布すべきではないか?➡(酒井)全く同感である。コロナ対策に限らず本当に困っている一人親家庭などへの支援が必要である。

⑦ 生活に困っている家庭に対する機動的な支援を行う仕組みづくりが必要ではないか?➡(酒井)その通りで、行政だけでは十分な対応ができないので、社協や地域の社協が中心となって、地域を巻き込んだ支援の仕組みづくりが必要である。この場合、必要な資金はある程度行政が負担する必要がある。


市道東部線の竣工式

12月16日(木)に市道東部線の竣工式が開催され、地元県会議員として出席しました。

この道路は、1級河川新山川の左岸を県道西伊那線に並行して富県北新地区を南北に走る道で、西伊那線を補完する機能を有しています。また、新山小学校の通学路にもなっています。

道路の総延長は3㎞で、30年ほど前に新山川の渡河部(奈良尾橋)及びその周辺区域を除いて拡幅改良が行われました。

その後財源の問題などがあって、未整備部分の改良を行うことができずに時が過ぎました。奈良尾橋は老朽化して幅員も3.6mと狭く、橋周辺は道路が急勾配なため降雪時には車両の通行が困難になるなど、早期の改良が地元の悲願でした。

その後、上伊那広域連合のごみ処理施設(クリーンセンター。平成31年完成)を北新地籍に隣接する富県桜井地籍に建設する計画が浮上しました。

私は当時上伊那広域連合の助役として建設の同意を得るために、関係地区と折衝する任務を任されました。

北新地区からはこの道路の未整備部分を整備することが同意の一条件として示されましたが、私はこの条件は受入れざるを得ないと判断し、広域連合正副連合長会として条件の受入れを決定しました。

事業は平成28年に着工し、総事業費は3億4千万円です。整備区間は300m(うち橋梁部分は16.5m)で幅員は6.5mと大幅に拡幅され、勾配も緩くなり、大型車両の通行もスムーズになりました。道路にはグリーベルトも設けられたため、小学生も安心して通学できます。

私は、この道路の竣工式を迎えたことを大変嬉しく思います。


11月議会が閉会

12月10日(金)に11月議会(最終日)が開催され、議会に提案された議案や請願・陳情のなどの採決が行なわれ、閉会しました。

知事提出の35議案は、すべて原案のとおり可決されました。

主な議案は一般会計補正予算案で、コロナ対策や8月・9月の豪雨災害対策など113億円の補正額です。

また、私が委員長を務める総務企画警察委員会が審査した議案は「迷惑防止条例案」など7件、陳情は16件ですが、議案は全て原案どおり可決すべきと決定し、陳情は14件を採択すべきと決定した旨の委員長報告を行い、本会議では全てが委員長報告のとおり可決されました(写真は委員長報告)。

11月議会が終わるとすぐに、今年1年の議会活動をまとめた「県政だより新春号」(来年1月発行)、9月議会と11月議会の一般質問の内容をまとめた「県政だより春号」(2月発行)の発行に向けた作業を行います。

また、来年の2月議会に向けた準備を始めます。一般質問を行うための情報や関係書籍を入手して、それらを勉強するところから始まります。