月別アーカイブ: 2021年7月

県政だよりを発行

7月23日(金)に「県政だより(夏号)」を発行し、新聞折込により市内の全世帯の皆様にお届けしました。

夏号では、今年2月と6月県議会定例会における私の一般質問の内容を掲載しました。

県政だより:2021年夏号表

県政だより:2021年夏号裏

2月議会では、高校改革・高校再編、県立大学について質問しました。

高校改革・高校再編では、統合の方針が出されている伊那北高校と伊那弥生ケ丘高校について、地域の皆さんから様々な意見が出されていることから、県教育委員会として分かりやすい説明をすべきとの提案を行いました。

県立大学では、長野県立大学・長野県看護大学の卒業生は地域貢献の面からも県内に就職すべきとの提案を行いました。

6月議会では、農業と女性の尊重について質問しました。

農業では、担い手をどう育成していくのか、スマート農業の進め方などについて質問しました。

女性の尊重では、人口減少の主な要因として、若い女性が県外に流出して県内に戻らないことが考えられ、これを抑制するには、若い女性に選ばれる県にしなければならないこと、そのためにも男女に関する慣習やしきたりなどを解消していかなければならないことを提案しました。

今後も、県民の皆様の声を県政に反映するために、積極的に本会議での一般質問や常任委員会での提案などを行っていきます。


伊那養護学校の施設を調査

7月8日(木)に伊那養護学校を訪問し、改修が必要な箇所などを調査しました。

養護学校は県内各地に設置されていますが、児童生徒の増加に伴い教室数が不足したり、施設が老朽化したり、トイレの改修が必要な個所があるなど、様々な課題があります。

県教育委員会では、今年3月に「特別支援学校整備基本方針」を策定し、これに基づいて整備を進めることとしています。

私の地元にある伊那養護学校は、昭和55年に建設され40年余が経過して、あちらこちらが老朽化するなど、改修が必要になっています。

これまで入学式や卒業式に出席するたびに施設を見学し、施設の課題については承知していましたが、今回は教頭先生から説明を受け、現場を調査しました。

学校が希望する改修箇所は、

① 多目的ホールの天井の照明(8箇所)が切れていて、現在は1か所のみ点灯している(写真)。雨天時などは暗くて学習などに支障があるが、天井が高く学校では対応できない。

② 重度身障者が学ぶ教室(1階。子供たちは車いすを使用。)では、災害時などで屋外に避難するとき、外通路と教室に段差があるため、スロープが必要であるが設置されていない。

③ グラウンドにある国旗等掲揚塔(3本)が老朽化して倒れる心配があるため、撤去が必要である。

④ 洋式トイレに改修する箇所が複数カ所ある。

⑤ プールのろ過タンクが老朽化しており、更新が必要である。 などです。

子ども達が、楽しく安心して学習ができる環境にするために、議員として活動していきます。


若い女性の定着

  

7月6日(火)に、伊那合同庁舎で上伊那地域戦略会議が開催され、オブザーバーとして出席しました(写真は知事のあいさつ)。

この会議は、上伊那地域における様々な課題を、県、市町村、企業などが共有し、取組の方向性を検討するために開催されました。

会議には、知事、上伊那地域振興局長、県幹部職員、市町村長、上伊那広域連合事務局長、企業人事課長代表、県会議員などが出席しました。

今回のテーマは、「地域産業を支える人材の育成・確保のための上伊那モデルの推進」「新型コロナウイルス感染症対策の取組」の2項目です。

「地域産業を支える人材の育成・確保」について、知事からは「女性の県外流出が顕著であり、女性が地域に定着するために、女性に選ばれる地域にしなければならない。このことについては、酒井県議が6月議会の一般質問で取り上げた。女性の定着のためには、男女の固定的な役割分担意識を解消する必要がある。県外に転出した若い女性の定着に着目して、上伊那ならではの官民一体となった組織(県を含む)を作り、取組を進めることを提案する。」との発言がありました。

知事の発言は大変前向きであり、取組を一歩前に進めることができれば、若い女性の地域への定着を図ることができると考えます。

このことに関連して、私は県議会6月定例会で県の人口減少の主な原因は、若い女性の県外流出超過にあるとし、女性の尊重、女性に選ばれる地域づくり、ジェンダーギャップの解消を進めることについて、知事に質問をしたところです。

知事には、早速この質問に関して会議で触れていただいたわけで、私としても大変心強く思い、今後の県政に大いに期待します。