月別アーカイブ: 2021年5月

県議会で県内施設を調査

5月28日(金)に県議会自民党県議団の政調会によるスポーツ施設の調査があり、委員として参加しました。

今回調査したのは、高地トレーニング施設として全国的に注目されているスポーツ施設です。

1 上田市:菅平高原

・ ラグビーの合宿で有名な菅平高原にある総合グラウンド、陸上競技場(写真)、屋内運動場などを調査しました。

・ ラグビーは全国の強豪チームが合宿するため、練習試合にも適しており、人気の場所です。

・ 高地のため、陸上競技のトレーニングにも適しています。

2 東御市:湯の丸高原室内プール(写真)

・ 日本水泳連盟から、高地トレーニング用プールとして国内で唯一認定されています。

・ 当日は、競泳の瀬戸大也選手も合宿していました。

3 小諸市:高峰高原

・ ランニングコース(林道)は標高2千mの場所にあり、マラソン、トライアスロン、競歩や駅伝のトレーニングに適しています。

4 佐久市:総合運動公園

・ 陸上競技場、野球場、マレットゴルフ場、クロスカントリーコースがあり、トレーニングや市民のスポーツにも適しています。

・ 高校駅伝の佐久長聖高校も利用しています。


国道整備促進を県に要望

5月24日(月)に県庁で国道153号伊駒アルプスロードの整備について、伊那市長から県建設部長への要望があり、地元県会議員として立ち会いました。

この国道はリニア関連道路として昨年度事業着手したバイパス道路で、国土交通省(飯田国道工事事務所)が県に代わって事業を行っています。

整備ルートは、駒ケ根市・宮田村から北上して西春近下牧地籍を通り、天竜川を渡って東春近を通り、三峰川を渡って伊那市美篶に至ります。

下牧地籍では、現在の国道153号と伊駒アルプスロードが近接するため、市がこれらをつなぐバイパス道路(下牧伊駒線)を整備します。

そして、新設市道と現国道の交差点部分は現国道のルートを少し移動する必要があります。

この交差点改良には多額の費用(億単位)を要することになるため、市としては県に負担することを求めており、今回県に要望活動を行ったものです。

私は意見交換の中で、「市としては伊駒アルプスロードの整備に関して関連市道を新設や改良するなど、多額の費用負担が生じるため、関連して行う現国道の改良や交差する県道の整備については、可能な限り県として負担することが望ましい。」と述べました(写真)。

私は、これまで数回にわたり伊駒アルプスロードの整備に関して、県議会の一般質問で取り上げてきましたが、重要なことは地元の意見や要望が十分に反映されることです。

伊駒アルプスロードは、今年度は測量、地質調査を行い、一部区間は設計に入ります。

設計が完成すれば、いよいよ地元との詳細な協議に入ることになります。

私は地元の意向が事業に反映されるよう、しっかり活動していきます。


コロナワクチンの接種予約

コロナワクチンの接種が、ようやく全国で開始されました。

しかし、接種予約に関して各地でトラブルが発生しています。

特に多くの高齢者はネットを使えないため、電話予約をしようとしても中々電話がつながらないなど、不満が出ています。

一方、スムーズな予約ができるように、工夫をしている自治体があります。

箕輪町では、事前に高齢者に意向調査を行い、接種を希望するか、どこの医療機関で接種を希望するか、空きが出た場合に急な連絡でも対応が可能かなど、詳細な内容を聞いています。

その上で、接種の日時、医療機関を記載したクーポン券と予診票を各人に送付しています。そのため、本人は予約を行う必要がありません。

町の対応は、わずらわしさがなく、高齢者の立場に立った方法だと、大変評価されています。

これ以外にも市町村では様々な工夫により、混乱しない予約方法を取っています。まさに知恵比べです。

一方、自衛隊が運営する大規模接種センターに関しては、様々な批判が出ています。予約はすべてネットによりますので、ネットを使えない高齢者は困っています。

また、架空の接種番号でも予約できることや、正規の対象者が接種番号を間違えても予約できることが分かり、システムの信頼性に不信感が出ています。

急遽自衛隊で対応することになったため、システム構築に期間が足りなかったという事情も理解できますが、日本の国防を預かる自衛隊のシステムに不備が生じたことは、国内外に対して恥をかく結果となりました。

ワクチン接種に関しては、高齢者にも親切で分かりやすいシステムを構築し、安全で安心して接種が受けられる環境にすることが求められています。