月別アーカイブ: 2017年9月

敬老会が開催

9月3日(日)には、伊那市富県北新区の敬老会が開催され、来賓として出席しました。

席上、百歳と米寿を迎えた方に区から祝い金が贈られました。

乾杯の後、長寿を祝って地区の皆さんから演芸などが披露されました。

この中で、地元の手話ダンスグループ「もえぎ会」から、手話ダンスが披露されました(写真は「♪忘れな草をあなたに」)。

このグループは、日頃から老人介護施設など様々な場所で慰安活動を行っています。

県では、「手話条例」が施行になり、これから手話を普及していくことになりますが、「もえぎ会」の皆さんは大変素晴らしい活動をしていただいていると思います。

北新区では、現在移住定住対策に取り組んでおり、成果をあげています。休園直前状態の保育園を復活するなどの取り組みも頑張っています。

移住者があるのは、何と言っても住民の皆さんの温かい心や人を迎える広い心があることが、大きな要因だと思います。

これからも、老いも若きも仲良く暮らし、明るく楽しい地域にして欲しいと願います。


高遠城下まつりが開催

9月2日(土)に、伊那市高遠町で「高遠城下まつり」が開催されました。

私は来賓として参加し、オープニングで紹介していただきました(写真)。

この祭りは、高遠藩の城下として栄えた時代を偲び、先人に感謝し、地域住民の交流を図るため、毎年開催しています。

まつりでは様々なイベントが行われ、中心商店街では露店が出されるなど、多くの皆さんが集い、昼から夜まで大変な賑わいになります。

合併前の高遠町時代からの友好都市である東京都新宿区と三宅島、福島県猪苗代町からも関係者が訪れ、伝統ある演芸などが披露されました。

特に、新宿区役所職員(つつじ連)による「阿波踊り」は大変な人気で、人だかりとなりました。

夜には、「町民踊り」が行われ、町内の全地区から踊り連が参加しました。

今年は5年ぶりに「子供騎馬行列」が披露されました。

この騎馬行列は、高遠藩主の保科正之(後の会津藩主)が最上藩(山形県)に移った際に、貴船神社(保科の厚い信仰を受けた。高遠町藤沢)に行列の道具を奉納したことが始まりとされています。

この行事は一時途絶えていましたが、平成3年に保存会の手によって子供の行事として復活したものです。現在は、市の指定文化財となっています。

当日は貴船神社のある高遠北小学校の児童が衣装を身に着けて、中心商店街を堂々と練り歩き、大勢の皆さんから温かい声援が送られていました。


森林税で整備された森

9月1日(金)に伊那市富県地区を通りましたら、県道伊那生田飯田線沿いの南福地地籍の森林が、きれいに間伐されていました。
この森林は松とヒノキが中心ですが、県の森林税(森林づくり県民税)を活用して間伐されていました(写真は松林)。
松林の間からは青空を仰ぎ見ることができ、地面には太陽光がしっかり注ぐので、草や雑木が生い茂り緑豊かな森になっています。
間伐を行うには、土地の所有者全員の承諾を得なければなりません。
そのため、森林整備の役員さんは1軒1軒訪問し、事業の説明をしながら承諾を得ていきます。それは、大変な苦労だと想像できます。
間伐を終えた森林は、すばらしい景観を形成していますし、災害に強い健全な森林となっています。
今長野県では、森林税(個人県民税の均等割年額500円)の課税期間の5年が本年度で終了するため、今後も継続するのか廃止するかの議論が行われています。
今年の九州北部の豪雨災害では、山林から流れ出した流木が被害を大きくしました。間伐などが不十分な森林では、豪雨により土砂が崩れ木が倒れて流れ出やすくなります。
こうした状況は長野県も九州と同じであり、防災対策のためにも早急に間伐などを行わなければならないと思います。
私は、森林税は継続し、緊急かつ集中的に危険な森の整備を行うべきと考えます。
そして、そのことが安全安心な県土づくりにつながると考えます。