三峰川の河川敷や河岸段丘の林などでは、いまニセアカシアの白い花が満開です(写真は河岸段丘のニセアカシア)。
ニセアカシアはマメ科の落葉樹で、和名は「ハリエンジュ(針槐)」です。
1800年代後半に北米から日本に移植されましたが、その後野生化が進みました。
繁殖力が非常に強いため、河川敷などでは伐採してもすぐに生えてしまい、成長が早くたちまち大きくなります。
そのため河川敷の全域がニセアカシアの森になってしまい、対岸の堤防を見ることができないような場所もあります。
一方ニセアカシアからは上質な蜂蜜が採れますので、養蜂家にとっては大切な木となっています。
伊那地方は、他地域に比べてニセアカシアの木が多いと感じます。このため、ニセアカシアの花粉に悩まされている人も、多いのではないでしょうか。
私も4年ほど前から花粉症の症状が出ていますが、特にニセアカシアが満開となる5月は、くしゃみ・鼻水・目や鼻のかゆみに悩まされています。
このためウォーキングの時には、マスクは欠かせません。この時期は紫外線も強いのでサングラスも必需品で、帽子・サングラス・マスクで歩く姿は、変装をしているように見えるかも知れません。
花粉が少なくなる夏が早く来て欲しいと思っている方も、多いのではないでしょうか。