月別アーカイブ: 2017年6月

しばらくは長野で生活

6月22日(木)に長野県議会6月定例会が開会になり、昼間は県庁、夜は議員会館で過ごす生活が始まりました。

21日(水)には、会派の会議や県職員との打ち合わせなどがあったため、長野に入りました。

22日の早朝には、いつものように善光寺方面にウォーキングに行きました。

善光寺では、お参りの後で運良く「お数珠頂戴」を受けることができました。

「お数珠頂戴」とは、本堂で朝のお勤め(読経)の行き帰りの参道で、お上人様から頭を数珠で撫でていただくことです。

当日は、大本願のお上人様(尼公様)がお勤めを終えて帰られるところで、お数珠を頂きました(写真は大本願へ戻られたところ)。

お上人様は、「なんまいだぶ・・」と唱えながら、優しく頭を撫でて下さいます。大変癒されます。

長野の生活は不便ですが、こうして癒される時間が持てることはありがたいことです。


6月県議会が開会

6月22日(木)に、長野県議会6月定例会が開会しました(写真)。

開会日には、総額6億9千万円の一般会計補正予算案などの15件の議案と専決処分の報告18件が知事から議会に提案されました。

各議案は担当の常任委員会で審査しますが、これから最終日の7月7日(金)までの16日間にわたり、一般質問や各常任委員会・本会議での審議・採決などが行われます。

私は、6月30日(金)に一般質問を行うことになりました。

今回は介護人材の確保についてと、高校の学びの改革(高校再編)についての2つの項目について、知事や教育長などに対して質問を行う予定です。

常任委員会では、文教・企業委員会の委員として、教育や企業経営について質問や提案を行います。

一般質問や常任委員会での質問内容などについては、後日に順次報告します。


文科省の内部告発と公務員の守秘義務

加計学園の獣医学部新設計画を巡っては、文科省から内閣府とのやりとりを記録した文書が外部に出され、設置の認可に関する手続きに問題があったのではないかとの疑問が生じていますが、真相が一向に解明されず国民の間で不信感が高まっています。

この文書に関して、文科省の義家副大臣の「文科省職員の内部告発は国家公務員の守秘義務違反に該当する。」との発言が波紋を呼んでいます。

内部告発は、近年「公益通報者保護法」が制定されたこともあって、盛んに行われるようになっています。

では、国家公務員の守秘義務は何のためにあるのでしょうか。

当然国民の利益を保護するためにあり、政府機関を守るためにあるのではありません。

私は、政府職員(地方公務員も同じ)が政府の業務に不公正又は不当な行為があった場合に、内部告発することは国民益に適うと考えます。

この場合に内部告発者は、身分が保護されなければならないと思います。

国には「行政機関の保有する情報の公開に関する法律」がありますが、これは国民知る権利を保障し、国民への説明責任を果たすことを目的としています。

また、地方には同じ趣旨で「情報公開条例」が定められています。

最近「説明責任」という言葉が使われていますが、これは政府などの説明責任が十分でないことの裏返しではないでしょうか。

十分な説明責任を果たし、議会などで十分な議論が行われて初めて民主的な行政運営が担保されると思います。

様々な法律や制度がありますが、これらは国民主権を基本に、国民の幸福感や福祉が向上し、国民益を保全することを実現するものでなければならないと考えます。