月別アーカイブ: 2016年11月

JA上伊那まつりとTPP

28,11,12農協祭
開祭式のテープカット

11月12日(土)・13日(日)の2日間にわたり JA上伊那本所で「JA上伊那まつり」が開催され、開祭式に地元県会議員として出席しました。

この祭りでは、農産物の品評会や部会の活動展、農産物の販売などを行い、中でも農産物は新鮮で安く手に入るため、買い物客で大変な賑わいです。

今月10日には、TPP協定の承認案と関連法案が衆議院で可決されました。

米国の次期大統領トランプ氏はTPPには反対の意向を示しており、米国でTPPが承認される可能性は低いと見られています。

こうした中で、長野県農協はTPPを国会で認めることには、反対の姿勢を崩していません。

また、今月11日には政府のワーキンググループが、今後1年以内に農協改革を求める提言をまとめました。これに対し、農協ではあくまでも改革は自主性に基づくものであることを求めています。

TPPというと、農村地域では農業への影響だけを考えがちですが、医療や生命保険など多方面への影響があることも、考えなければなりません。

また、農協は農業資材等の共同購入による価格交渉を行い、農産物の共同販売による有利販売を実現できるというメリットもあり、単純に農協を会社にして企業間競争の論理を導入すればよいとすることには、慎重でなければなりません。


「かんてんぱぱガーデン」の紅葉

28,11,11伊那食品紅葉伊那市西春近にある伊那食品工業㈱(寒天のトップメーカー)の本社・工場の敷地3万坪が緑地公園になっており、ここには赤松や広葉樹の森や、山野草園、芝生広場、レストラン、フォトギャラリー、売店などが整備されています。

ここは「かんてんぱぱガーデン」と呼ばれており、毎年35万人もの観光客で賑わっています。

様々な種類の広葉樹が植栽されているため、四季折々の美しさを楽しむことができます。

秋には紅葉が見事で、本社棟の前にあるカエデが見頃となっており、カメラマニアにとっては、最高のビューポイントとなっています(写真)。

11月11日(金)に本社を訪問した際には、多くのカメラマンがシャッターを切っていました。

この会社では、毎朝就業前に職員の手により公園内の清掃が行われていますが、今は落ち葉の清掃に忙しいと聞きました。

いつ訪れても、ゴミひとつ落ちていることがなく、本当に美しい,気持ちのいい会社です。


長野県農業大学校を視察

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          正面玄関と教室棟

11月10日(木)に、長野市松代にある県立の農業大学校を訪問し、校長他から現状や課題についてお聞きし、意見交換を行いました。

この学校は、大正3年に創設されて以来、数多くの優秀な卒業生を輩出し、100年余の歴史と伝統があります。

卒業生は、就農したり、農業団体・農業関連企業などに就職しています。

2年制と1年制のコースがあり、現在150名ほどの学生が在籍しています。

学生寮(平成26年度改築、個室)も完備してお入り、圃場・温室などの実習のための施設も整っています。

シクラメンの育成研究ハウス
         シクラメンの育成研究ハウス

特に温室が数多くあり、2年生にはテーマ研究を行うためのハウスを、1人につき1施設を利用することができるなど、大変恵まれた環境にあります。